9.天皇は、権力を【傲慢・腐敗・穢れ・怠け者・独裁者】に陥り安い故に君臨
     すれど統治せず【権威と威厳】で権力の腐敗防止と国民の繁栄幸福を祈る。
 韓国ドラマ(イサン)を見たとき国王が一族郎党を粛正虐殺して国王は、何故このような惨い
ことをしなければならないのだろうか?と悩む場面があったが答えは見つからなかった。
 日本の天皇はその回答をイサンよりも古い時代【1300年前】に見つけていたのです。それが
【1.権力は直ぐに傲慢に成り】【2.直ぐに腐敗し】【3.直ぐに怠け者になり】
【4.直ぐ独裁者に成りたがる】【5.直ぐに穢れる】それは天皇一族といえども例外ではない。
 そうだとするならば、天皇一族は権力から遠ざかり、【皇帝として君臨すれど統治せず】政治権力
は国民の信頼をえた最も優れた者に委託するべきだ。
 そして天皇は、【皇帝の権威で権力腐敗防止に努め、法王として国民の繁栄と幸福を祈る存在】で有り
続けようとして今日に至っているのです。
 そう、【摂政・関白・幕府・立憲君主制の内閣政治】はこうして歴史を進化成長してきたのです。
 天皇は、【君臨すれど統治せずの政治理念を世界で初めて発明し1300年前に制度とした】から日本
は恵まれない領土【小さくて資源もエネルギーも無い、有るのは大地震・津波・台風と過酷な試練ばかり】
であり、明治維新で世界を見れば過酷な有色人種差別を受けたにも関わらず、先進国になり、
先進七カ国メンバーにまで上り詰めることが出来たのです。
 さらに大切な事は、【平民全員が読み書き算盤が出来る国家】を後醍醐天皇が思慮し平民女子供でも読み
書き算盤が出来るように【ひらがなを統一して普及し日本国民を世界一文盲の居ない国 】へと誘った。
 これが、日本国民が世界に先駆けて文明文化経済政治を発展させた根本事項です。
 こうして【天皇は百利あって一害無し】に日本国の基本が確立し、日本国民が2,677年大切に
維持継承しこの素晴らしい統治機構を現代の私たちに伝えてくれました。
 この政治伝統文化文明こそが日本国民のアイデンティティ【天皇は日本民族の証明書】と成って
居るのですよ。