>>35
GHQの占領政策は大筋、日本政府との合意のもとに進められていた。
なぜなら、マッカーサーは早期に日本占領を成功のうちに終わらせてそれを手土産に米本国に凱旋帰国、大統領選立候補という夢を持っていたからだ。
英、豪、蘭、ソ連など連合国の大勢が天皇の死刑を主張していたものを、マッカーサーは米本国に死刑回避を進言し飲ませた。
それはマッカーサーは天皇の死刑回避を日本政府に泣きつかれ、死刑回避を受け入れる代わりに他のGHQの基本政策への全面協力を誓わせた。

そこで日本政府の言い分通り、天皇制の最低限の伝統的役割だった世襲制、象徴性を遺すことに成功したかのようだが…さすがは米国流交渉術。肉を切らせて骨を断つ、とはこのことか。
世界の歴代王朝が男系にこだわったら必ず数代で断絶していることをよく知りながら、現天皇制がいずれ自壊するよう抱き合わせで男系限定規定を仕掛けた。