さて、ピロリ君がようやく算数ごっこに応じてくれたので
流石に純粋な誤差で3%→7%は有り得ないと言うことは判明した。
だが、計算過程で、結構、面白いことも見えてきた。 

【「どうせ共産主義者だろ」と思ったら間違い、のラインは?】

計算上「あるアンケートで共産党支持が3%(2.5%〜3.5%)と出た」とすると
 ○ 共産党の真の支持率が2.1%(=廃止派を7%とすると、その30%は確定で共産主義者)で上記の結果が出る確率=12.3%
 ○ 共産党の真の支持率が2.8%(=廃止派を7%とすると、その40%は確定で共産主義者)で上記の結果が出る確率=78.1%
 ○ 共産党の真の支持率が3.5%(=廃止派を7%とすると、その50%は確定で共産主義者)で上記の結果が出る確率=52.7%
 ○ 共産党の真の支持率が4.2%(=廃止派を7%とすると、その60%は確定で共産主義者)上記の結果が出る確率=6.31%

逆に「あるアンケートで廃止派が7%(6.5%〜7.5%)と出た」場合
 ○ 廃止派の真の割合が10%(=共産党支持者を3%とすると、それは廃止派全体の30%)で上記の結果が出る確率=0.006%
○ 廃止派の真の割合が7.5%(=共産党支持者を3%とすると、それは廃止派全体の40%)で上記の結果が出る確率=48.3%
○ 廃止派の真の割合が6%(=共産党支持者を3%とすると、それは廃止派全体の50%)で上記の結果が出る確率=18%
○ 廃止派の真の割合が5%(=共産党支持者を3%とすると、それは廃止派全体の60%)で上記の結果が出る確率=0.17%

と、「廃止派の4〜5割程度は確定で共産主義者」
「誤差があっても4割未満の見込み<5割以上の見込み」が分かります。
さて、

   「集団の4割以上が確定で共産主義者の団体(残りも未確定なだけ)」って
   それを共産主義者の集まりだろうと断じることを
   「愚か」と断じられる論拠って何なのですかねぇ?