「共産主義者3%、廃止論者6〜8%」すなわち「廃止論者は共産主義者の2倍を超える」は崩せない。
これはもう統計学的・数学的な結論なわけです。

あとは、この結果から「廃止論者のほとんどは共産主義者」と考えられるか否か、ですね。
それは「ほとんど」と言えるか否かの線引きがどこにあるのかという、完全に主観の世界。

男子24人、女子16人のクラスを「ほとんど女子のクラス」と呼ぶのが一般的だと思えるかどうか。
男子20人、女子20人のクラスを「ほとんど男子のクラス」と呼ぶのが一般的だと思えるかどうか。

このクラスから無作為に抽出された1人について、
「女子だと思って、まず間違いない」と断じることが、一般的だと思えるかどうか。

要するに、こういうことですね。

「ほとんど」の線引きを例えば「7割以上」としている人にとっては、
「廃止派のほとんどは共産主義者だと考えるのは誤りだ」ってことですね。


「廃止派の4〜5割程度は確定で共産主義者」
すなわち「廃止論者は共産主義者の2倍を超える」は崩せないという結論が出てしまった今、
ストローマン先生の論法は

「4〜5割程度を、いかにして“ほとんど”と“呼ぶ”か」という、
表面的で薄っぺらい、中身のない言葉遊びにシフトしていくのではないかと予想されます。