「共産党支持者3%、廃止論者6〜8%」というのは統計学的結論です。
仮に共産党支持者のすべてが廃止論者だとすると、
そして共産党支持者以外の共産主義者は統計にはあがってこないほど少数だと仮定すると、
「共産主義者は、多くても廃止論者の4〜5割程度」「廃止論者は共産主義者の2倍を超える」
というのが統計学的な結論だということになります。

この状況、「廃止派のほとんどが共産主義者だ」って、言えますかねぇ?

「ほとんど」がどの程度のモノなのか、具体的な数値では表せないわけですが、
【三省堂 大辞林 第三版】においては「全てと言っていいぐらいである様」と意味づけされています。

「4〜5割」が「“すべて”に近い」とは、ちょっと言えないのではないでしょうかねぇ?

夏休みの宿題が100ページあったとししょう。
「宿題、終わった?」と聞かれて「ほとんど終わったよ」と答えたものの、まだ45ページぐらいしかやってなったら、
「半分以上残ってとるやんけ、どこが“ほとんど”やねん」って、怒られませんかね?

ポリタンクを渡されて「水を満タンにしてきて」と言われた人が
半分ぐらいしか入れてないのに「ほとんど満タンにしてきました」って言ったら、どう思われますかね?