「日本のこの制度は問題だ」と謳う者に対して「嫌なら出て行けば」と吐き捨てるという発想は、
「自分なら出て行く」からこそ出てくる発想なのでしょう。

では、「出て行く」とはどういう姿勢なのか、「子どもへの教育」という観点から見てみましょう。

子どもの言動に何らかの問題がある、そこを直せばよくなると考えられる場合に、
親が子どもに対して愛情があれば、その子の将来のために、問題となる言動を直そうとするでしょう。
直そうと思えば直せるのにその努力をせず、親がその子を見限って自分から離れて行ってしまうということは、
結局、その親は子どもに対して愛情なんか持っていないということなのでしょう。

同じことですね。

「嫌なら出て行け」と吐き捨てる人は、「自分なら出て行く」という人なわけでして、
それはつまり「日本をより良くしていこうという努力をせずに、自分から日本を見限る人」なわけです。

要 す る に そ う い う 人 は 、 日 本 を 愛 し て な ど い な い わ け で す ね 。