(1) 2000人規模のアンケートで、「共産党支持者2〜3%、廃止論者6〜8%」という結果が実際に出ている。

(2) (1) より、「廃止論者は共産党支持者の数倍」というのが結論。

(3) 共産党支持者中の廃止論支持者の割合は不明。共産党支持者のすべてが廃止論者だという統計も無し。

(4) 共産党支持者でない共産主義者がいるのかいないのか、いるならどれぐらいいるのか、データはまったく無し。

(5) 共産党支持者でない共産主義者について、どれぐらいの割合が廃止論者なのか、それに関するデータもまったく無し。

(6) 「公に廃止論を唱えている者は共産主義者ばかり」と言えるだけの客観性のある根拠は何ひとつ無し。

(7) (3)〜(6)より、「廃止論者:共産主義者」の比率は (2) よりも大きいとも小さいとも言えない。
 「大きいと考える方がより妥当なのか、小さいと考える方がよい妥当なのか」を判断する材料さえ無い。

※ (3) に関して
 「共産党に投票する者は皆、ドグマに忠実であるはず」とは、何の統計にも事実にも基づかない、100%完全な決め付け。

※ (6) に関して
 共産主義ヨイショを謳っているわけでもない、共産党に投票していると明言しているわけでもない廃止論者に対して
 「それでもコイツらは共産主義者だと考えるのが妥当だ」とする根拠として挙げられたのは、
 「○○という活動や発信をする者はサヨクに決まっとる」という、100%完全に個人的主観に基づく思い込みと決め付け。
 「そういう者はサヨクと見做すのが一般的だ」ということが示唆されるような統計すら無し。