日を追うごとに「体調悪化説」がしきりに伝えられている安倍総理ですが、「慶大病院に7時間半にわたって検査を受けた」との報道が大きな話題になっています。
テレビでは、足どりがおぼつかなくなっている安倍総理の映像が何度も流されるようになっており、大手マスコミまでもが、多くの国民に「安倍総理の体調がすぐれない」との印象をしきりに刷り込んでいる中、ついに「8月31日退陣説」というものまでが出てまいりました。

確かに、第一次政権時の「放り出し辞任」とよく似た流れになっているし、むしろ官邸レベルから「安倍総理の体調が良くない」との情報をしきりに流しているようにみえるのが、非常に特徴的だ。
国のトップの「体調不安説」というのは、えてして事あるごとに出てくるものだけど、普通であれば、(総理のカリスマ性や求心力の低下につながることから)官邸幹部は全面的にこうした情報を否定するのが一般的なんだけど…今回は、「本当は一体どうなのか?」といったぼやけたイメージや印象を作り出しつつ、むしろ、意図的に安倍総理の体調悪化説を官邸側が流布しているように見えるのが何とも気になる。

本当に体調が悪い場合でも、いわゆる”仮病”の場合でも、どちらにしても、こうやって「安倍総理の体調が悪いっぽい」みたいな印象や情報を流しておく方が、今の安倍官邸にとっては何かと得な要素が多いということですね。