◆老舗宇宙MMO『EVE Online』たった1人の裏切りで大規模同盟が瓦解寸前に、同盟リーダーは永久BAN

今回の物語の舞台となるのは大規模同盟“Circle-of-Two(CO2)”。
物語はCO2同盟の上級外交官“The Judge”氏が突如として敵対同盟である“TEST”及び“Goonswarm”に対し、
1兆ISK(インゲームマネーの名称。『EVE Online』は公式にリアルマネートレードの仕組みを搭載しており、
日本円換算で本記事執筆時点約160万円以上)を超える、同盟の船やモジュールなどの資産を盗難、譲渡した所から始まります。

更にThe Judge氏は続けて、CO2同盟のステーション(プレイヤーのホーム。大規模同盟が主に居を構える、
主星系外の領域では、これが無いならば一切の安全も確保できなければ、補給行動もおぼつかない。
更に各プレイヤーの資産を保管する倉庫の役割も果たしている。)も譲渡。

これによりCO2同盟の数千人にも及ぶプレイヤーの多くは危険な深宇宙領域に手持ちの装備のみで放り出されることになってしまいました。
この突然の裏切りに激怒したのはCO2同盟のリーダー“gigX”氏。氏はThe Judge氏へと同盟チャットで怒りとともに
「リアルで彼の手を切り落とす」旨を発言。“The Judge”氏のリアル情報の提供支援を同盟へと通達しました。

勿論、リアルのユーザーへと危害を与えようとする行為はゲームの利用規約違反。
更に、この様子はThe Judge氏を始めとした複数のユーザーによって外部にライブストリーミングされており、
程なくしてgigX氏はゲームからのIPレベルでの永久BANという重い処置に至ってしまいました。