>>304
> 物語のオチにはかなり無理がある

「継ぐのは誰か?」 は、ミュータントものなんだよね
下は作品後半部の一節

  ”電波人間”が、一代きりのミュータントではあり得ないとすると――
  同類たちは、この地球上のどこかに、大勢いる、と考えねばなるまいね。

自分は読んでいて、えっ? そっちの方に話が行くの? という違和感を覚えた
小松作品にしては、話の展開が唐突で雑じゃないか? と感じたんだよね

上の引用文だけ読み、古い海野十三のSFみたいだという印象を持つ人もいるかも

おそらく、この後半部に登場するオチと展開の部分を、もっと科学的に説得力のある
アイデアと重厚な人間ドラマとしてガッチリ描き切っていれば、「継ぐのは誰か?」 も、
多くの読者の胸に深く刻まれる、代表作のひとつになっていただろうと思う