作者の資質というか方針と関係あるのか分からないけど。

『グレー』でメドンの技術を知覚探査した場面で
膨大な電力を平行被覆導線で送ってるよ、と驚くのだが、
そこの説明が正確なんだよね。
電力は電流と電圧の積だから、完全導体に大電流を流すか、または
超高電圧をかけて完全絶縁体で保護してるかどちらかだ、ってな具合。
(ついでに完全導体の方は現実の常温超電導の予言にもなってる)

そのくせ、そういう基礎技術は地球人類は発明できなくて
他の惑星から教えてもらい、地球では改良か応用で発展させることが多い。