これは議論じゃなくて私見なんですが、
野崎氏が着実に実績を積みあげてること自体には
敬意を表するけれど、評価云々というには時期尚早でしょう。
SF大賞ノミネートと受賞じゃ免許皆伝レベルの差がありますし。

もういいかげんカド単体の話に戻すけど、
カドは画風的にも泥臭さや汗臭さが出しにくい作りですが、
本質的にいえばSF映画にありがちな
「綺麗に作りすぎて薄くなるパターン」に思えました。
こういうタイプが世の中で不遇なのは、これはもう宿命でしょう。