ニューヨーク・シティカレッジ・オブ・テクノロジーの物理学者であるグレゴリー・マットロフ氏が昨年発表した論考は意外性に富む、あまりにもユニークなものであった。

 マットロフ氏によれば宇宙をあまねく覆う原意識(Proto-conscious)が存在するという。
原意識の概念とは、人間の“意識”は個人の肉体に閉ざされたものではなく、ある意味でインターネットのクラウドコンピューティングのように大宇宙にと接続しているという考えであるようだ。
これは人間のような有機体の生物だけがつながっているわけではなく、宇宙にあるあらゆる物質も等しくつながっているのである。し
かもその原意識は宇宙のはじまりであるビッグバンの時点ですでに存在していたという。

 宇宙空間の中では、温度が低い冷たい天体のほうが、温かい天体よりも早い速度で公転しているのだが、これを説明するのに、原意識が物質の振る舞いに影響を及ぼしているためである可能性があるということだ。
つまり天体は自分の“意志”で動いているということになる。


tocana 2017.07.03
http://tocana.jp/2017/07/post_13673_entry.html