この説明がしっくり来たな

http://miyearnzzlabo.com/archives/17457

UFOを見てしまったことで社会からドロップアウトしていく主人公。
つまりこれって、大人の映画なんですね。つまり、社会があって、主人公がいて、そこに翻弄されて。
わかります?社会の中で個人は無力であるという。大人の世界観ね。

(田中裕二)奇人扱いされちゃうみたいな。


(宇多丸)それが対比されて。子供みたいな人だから、あなたを選んだんですよ!っつって、宇宙人に連れて行かれるところで終わる。
つまり、ずーっと大人の話できたのが、ここで一気に。いわゆるセカイ系ですよ。僕=世界っていう、子供の世界観になって。
で、めでたしめでたし。大の大人が全くその問題がない世界で、ちやほやされて終わるっていう。

(太田光)はいはいはい。

(宇多丸)ここで一気に。この映画が最後に子供の映画に逆転するんですね。
だからカタルシスがあるんですよ。『わあ、そうなんだ!世界は俺のためにある!』って。