>>123
民主主義は実はルドルフよりも酷い政治体制だよ。

民主主義の正体は「国民全員を特権階級化し、搾取の対象を国外に求める」体制であり、
その性質故に歴史上最も人々を虐殺した邪悪な政治体制でもある。

民主主義は自国民は徹底的に保護するが
他国民は基本的にゴミクズ扱いする。
そして下劣なのはゴミクズの様に扱う一方でその責任を
現地の政府や国家に押し付け「他国の事情だから関係無い」と背負わない点にある。

ルドルフの銀河帝国の場合、貴族等の特権階級が平民を搾取するが、
曲がりなりにも「銀河帝国」と言う一つの国家の為
度を越えれば平民の不満が帝国に向かう為、必ず搾取する限度が生じ、
更に飴を与えてそれなりに懐柔しなければならない。

しかし民主主義は違う。
民主主義国家の国民と言う「特権階級」が後進国と言う他国民を搾取しても
他国民の不満は基本的に他国の体制に向かう為、
無制限に搾取する事が出来る。当然飴を与える必要も無い。
その結果搾取は苛烈を極め、その悲惨さは専制国家の比ではない。
そして度を越えた悲惨な状況になって他国民の不満が爆発した場合、
民主主義を吹聴して他国民の味方になった振りして武器を売り
他国の体制を転覆させ、新たに体制を作ってもう一度搾取する。

我々は銀英伝を読んでルドルフの築いたデストピアに恐怖し、平民を搾取蹂躙する
特権階級に嫌悪感を抱くが、
実は我々こそが「民主主義」と言う名のルドルフが築いた「グローバル世界」と言う名の
銀河帝国に生きている、「後進国の他国民」と言う名の平民を搾取している
「先進国の国民」と言う名の生まれながらの特権貴族階級である事に気が付かなければ
ならない。