もともとヤンは小市民的な望みの持ち主だったからな。歴史で身を立てたいと。
それが父の死をきっかけに人生流転が始まって、いつのまにか「民主主義の精神的支柱」に
奉られちゃったってオチだから。
だから諸々のところで「覚悟が不徹底」な面が露呈する。

だが、歴史をかじってるらしく「古代中華の君子」になぞらえた行動を取ることがあるよね。
論語に「政治が正常なら宮仕えになって国のために尽力せよ、政治が腐ってるなら才能を
隠して隠遁せよ」って言葉があるけど、ヤンも退役したがってたもんね。