「これでやっとキマリさんの寝言に悩まされなくてすむんですね」
「私、そんなに言ってる?」
「言ってますよ、いつも目を開けて」

「大変」
「何がです?」
「黒い穴…窓ひとつない五次元構造…洞窟の縁が…ああ…
 原始の…白いゼラチン質生物…おお…原ショゴス…
 ヨグ=ソトート…異世界の色彩が…翼…闇の中の眼…テケリ・リ」