新・グレッグ・イーガンを語る Part04
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『シルトの梯子』が出たので新スレ。
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新・グレッグ・イーガンを語る Part03
http://mevius.2ch.net/test/read.cgi/sf/1447261980/
新・グレッグ・イーガンを語る PART02
http://peace.2ch.net/test/read.cgi/sf/1403257437/
新・グレッグ・イーガンを語る PART01
http://peace.2ch.net/test/read.cgi/sf/1350296397/
VIPQ2_EXTDAT: default:default:1000:512:----: EXT was configured シルトの梯子、今まで読んだイーガンの長編で1番読みやすいかも。 順列都市の最初と最後に出てくる騙し絵ってどういう意図があるんですか? ちりり論、
- 無限の中に(離散的なパターンであれば)どんなパターンも存在する
までは認めても良いが
- パターン1…nの連鎖として表現された世界の中の因果律がパターン1…nの存在以外に何も無くても定まる
というのはどう考えてもやりすぎ 何によって「パターン1…nの連鎖として表現された」のかを考えると
どうしてもパターン1…nの系外に表現を与えたそれっぽいブツを仮定せねば矛盾 何を言っているのだ? 解説したふりをして誤魔化すな 例えばパターン化されたポールダラムが手から加速を付けずにリンゴを離したとして、
パターン1: ポールダラムが手からリンゴを離す直前
パターン2: ポールダラムが手からリンゴを離し、(重力に従い)落下開始
パターン3: ポールダラムが手からリンゴを離し、(重力に逆らって)上昇開始
のいずれもこの宇宙のどこかにあるというところまでは認めるとして、
パターン1の中のポールダラムが直後に体験するのがパターン2であってパターン3でないのは何故?
というそこはかとなく疑問が、、、
ポールダラムの自腹を切った実験においてはパターンの外部にコンピューターがあり、
重力に基づく因果関係(およびその他の因果関係)をシミュレートしているからパターンをシャッフルしようがなんだろうが
パターン1→パターン3の推移が無いわけだが
ちりり論はパターン外に外部にコンピューターが不要と主張してゐる
パターン内の世界に因果関係を与える物理法則一式までパターンに含めることでパターン内の因果関係を一意に定める
うまいやり方があるのかもしれんが、物理法則一式が完全解明に至っていないはずの作品の時代設定でそれが可能と考えるのは困難、
および今現在の数学的知見から行って、コルモゴロフ複雑性が一意性を否定するように思える 無限に居るポールダラムのどれかひとつではリンゴ落下してるんで。 >>91
そんな当人の意思とは無関係に1-1/∞の確率で次の瞬間破滅するエデンの園とか
移入先としては魅力に乏しすぐる… >>83
そうだったのか。ありがとうございます。部屋探してもう一回読むかな。
イーガンは、ハードSFだからか、僕には理工学的な事はわからないけど、センチメンタルな感情の細かい描写というか、そういうのが好きなんです。 個人的にはイーガンの短編は思想主張が過ぎるというかアイデアが最優先すぎるというか
特に舞台が近未来の短編は、こういう技術が実現したらこういう新たな問題が起きます、社会はこう変わります
みたいな論説的というか イーガンの作品のはコピー&デストロイ式の移入や移動でオリジナルが死ぬことについて
作中のキャラがまったく無頓着だという点が通底している
(自分が認知能力を保持したまま破滅するオリジナルの立場になった、というシチュエーションの作品が例外的に少数存在するだけ あと自意識が古典物理の範疇の現象だというのも作中における真理として通底している気がする >>98 プチ訂正
複数の作品にわたり繰り返し出てくる「宝石」のしくみは
脳の別物への移入の最中でも精神活動を連続的に持続させることが
オリジナルの死を避ける上で重要であると
(精神活動の持続さえ満足すれば通常の空間移動でオリジナルの死が起きないのと同じになると
作者自身が認識していることを示していると思うが
それなのにディアスポラみたいな思い切ったコピー&デストロイばかりの世界観が書けるという
思い切りの良さの理由が説明がいまだにできん 記憶の改変は別テーマなのでおくとして、
この宇宙ではオリジナルが居た空間に次の瞬間も居るのがオリジナルであることは明白じゃわ; >>102
その瞬間の間に派生する状態遷移中の自分達は? >>104
そいういうシチュエーションは同時に複数のブツが同じ空間を占めることができないこの宇宙では考える必要は無い その説でいくとハードウェアの中の電子の位置が違うと
同じ情報でも別物になるのかな 親書になってから買う気がちょっとだけ無くなっちゃった。。。。w
ゼンデギは泣きました >>106
>ハードウェアの中の電子の位置が違うと
答えはYESだが、漏れの説とはなんら矛盾しない
同時に複数のブツが同じ空間を占めることができない以上、
ある時刻t(同時刻)において
電子の位置が(x1, y1, x1)であるPCと、
電子の位置が(x2, y2, x2)であるPCと、
は巨視的レベルで別のPC個体である可能性しか有り得ない(計2台のPCになるというだけ ていうか、
この宇宙にある電子1個に固有の(他の電子と区別できる)タグ付けを行い、その位置の違いを問題にするのであれば
>>106の言っている、(タグ付けられた1個の電子を共有する)「別物」が同時刻に別の位置に両方存在することは有り得ない
よって>>106の想定はナンセンス、とも言える >>110
まあ問題設定を精密化していく過程で
>同時に複数のブツが同じ空間を占めることができないこの宇宙では(>>105)
>オリジナルが居た空間に次の瞬間も居るのがオリジナルであることは明白(>>102)
という仮説もまた精密化が必要となる可能性は認める
>>110のケースの指摘をうまく丸め込むには、
ブツが同じ空間を占めるか否かという観点を、ブツの過去の来歴にまで拡張すれば多分おk
スピン↑の電子のみに基づく自意識のエミュレータAと、
スピン↓の電子のみに基づく自意識のエミュレータBとが時刻t0において同じ空間を占めたとしても、
過去のある時点でAとBが別の空間を占めていたとすれば、個別の別のブツがたまたま重なり合っただけなので
オリジナリティーの混乱は生じない
一方、自意識のエミュレータとして作動開始以来時刻t0まで同じ空間を占めておりt0より先は別れたとしたら
そらーゾウリムシの分裂と同じでどっちがオリジナルか問うのはナンセンス ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています