>>99
そういう意味では、本作は「魂の無い機械」で通した、というのを評価したいかな
大体のSFがロボットやらアンドロイドが自我に悩んだり、自己の権利を主張して人類に反逆したりの中で道具に徹してて、なおかつ悩まないという

ただ、だからこそ物足りなさを感じてて
結局歪なボーイミーツガールにまとめてしまった、しかもあまり説得力のない無理やりな感じで
この作品、もっと大傑作になりえたんじゃないか、と思ったりするんだよな、練りこみによっては

要するに「魂の無い機械」をテーマに別の物語足りてたんじゃないかと
ボーイミーツガールや恋愛要素は本来はミスマッチなんじゃないか、という
そこの違和感は最後まで拭えなかった
作品的には道具と人間の新しい関係性、未来を描こうとしてるんだろうけど、そこに上手く乗れなかったな