ネット発生以前の作家に「ネット煽り耐性」なんてスキルは不要だからね。
売れっ子作家なら、作家で食ってる編集者や膨大なファン層の中で生きていけば、意に反した評をする人間などと付き合う必要はない。
読みたくないファンレターは編集部を通してカットもできる。

ただし評論だけは避けて通れなかったんで、覆面座談会騒動なんかが起こった。
一部の参加者を除いて、激励の意図はあれど、悪意は無かったと思うんだが、作家の怒りは収まらず、編集長が交代させられた。
編集長は、まともな評論不在のSF界に一石を投じたかったんだが、あの程度の評論で逆切れとは、どんだけ打たれ弱いんだよとぼやいたらしいが、多勢に無勢。

玄人の評と素人の書き込みを比べてはいかんかもしれんが、平井先生のサイトに書き込む心得としては、精進潔斎して心身を清め、祝詞のように良いセリフだけを並べねばならなかったということだろう。