平井和正スレッド 第1巻[無断転載禁止]
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SF作家、故・平井和正氏の作品、その人柄、そのエピソード等を、常識をわきまえて語り合いましょう。
類似の別スレは「平井和正の霊能・宗教関連の話題を主に語りましょう」とありますので、主旨がまったく違います。
宗教家・宗教団体のネタはスレ違いだけでなく、板違いでもあります。その手の人種は巣にお帰りください。
また、かつての「糾弾スレ」の精神もここでは引き継ぎません。
過疎スレになっても構いません。
早川書房から新版「狼の紋章」「狼の怨歌」発売中。
2月6日には、「日本SF傑作選4 平井和正 虎は目覚める/サイボーグ・ブルース」(ハヤカワ文庫JA)1620円、発売予定! 年譜をみてみると、虎ばかり書いた時期のあと狼が登場している
このあたりを気にとめ、考察してみるとなかなか面白い
紋章では鹿(善良)、兎(凶悪)が出てきて、
その後、真幻魔に鹿(凶悪)、兎(善良)がでてくる つづけてみよう
初め、虎は邪悪さや暴力性の象徴だったが、
怨歌では共同戦線を組む親愛な仲間となり、
初め、狼は崇高性の象徴だったが、
真幻魔では犬と堕ち、サタニストになる いったいどこまで自覚があったのか…
ともあれ、ここにその作家性が垣間見える
光と闇の逆転とでも表現できるだろうか(対立ではない
平井が堕天使物語に執着したのは、そのあたりと無関係ではなさそうだ
救世主と目された東丈が逆転しつづけたわけだ この言葉は、作品ではアダルトウルフガイで登場し、
その後も富野監督との対談で、平井自身が口にしている
そして、真幻魔にまで登場した
かなり気に入っていたことがわかる 富野監督との対談ではこの言葉を持ち出す直前に語っている、
「闇がなければ、星は光らない」
というフレーズも決して見落としてはならない
大魔王即…とともに、幻魔シリーズの中枢に位置するものと思われる
おそらく、最重要フレーズだ いや、もしかすると、これこそ平井全作品を通じて、核に或るものかもしれない
このロジックに内包する逆転、
それこそが平井和正ではないのか もともと、「人類ダメ小説」と自称するネガティブな作品を
多く書いていた頃にも、その人類に一抹の期待・希望を捨てきれずにいるような
視点を一貫して持っていたのだしね 対談の中でそれを言い出したことは軽いことではないと思う
「幻魔大戦4巻/闇の波動」のあとがきにまで、そのフレーズがでてくる
大魔王即…もそうだが、このように繰り返し現われることは見逃すべきではない
この時期、彼は本当に「それ」を気にしていたはずなのだ
それも少なからずだ >>11
違うと思う。
平井和正作品の中核を貫いているものは唯一、今風に言えば『萌え』なんじゃないか? 萌えww
逆転の例をあげようか
初期の「メガロポリスの虎」なんかはどうかねえ
虎が跋扈している時代にあって、
虎を狩る、やっつける、滅ぼすという発想ではなく、
「虎になる」を平井は選んだわけだ
「悪徳学園」はどうだろう
人間を襲う狼男が、ここでは救出する側になる
まあ、これを萌えと言われれば一言もない 1月31日、youtubeにてライブ配信
山田玲司のヤングサンデー♯151
『デルトロとせつなさと小室哲哉と!?〜話題騒然☆ポプテピピック分析と最近見た映画の話etc』中2ナイトニッポンvol.36
ここで平井和正の話題が少しだが出ている
ライブ配信は終わったが、のちに通常動画で見られるはず
「当時、平井和正はスーパースターだった!」 それにしても目録をみていて
本当におどろくのが、この1965年からの3年ほどで
虎、エリート、幻魔、そうそうたる面々が揃っていることだ
そのあとで狼が現われるのである 虎とは人間の内部から溢れる怪物、悪霊である
それに対抗するのが、エリート(超人)だ
一方、幻魔は外部から襲来する怪物、悪霊だ
対抗するのは超能力者(超人)だ
…1979年から再開された幻魔が、
内部の闇にさりげなくスライドしたことには留意すべきか… ebunko8 (ウルフガイ・ドットコム)
本日、日本SF作家クラブ様主催により、「平井和正氏を偲ぶ会」を開催していただきました。
開催にご尽力いただいたSF作家クラブの皆様、ご来場いただいた諸先生、および出版社様ほかご関係の皆様、
そしてファンの皆様、本当にありがとうございました。
2月3日 0時15分 Twitter Web Clientから
https://twitter.com/ebunko8/status/959445160949047296 hayasemasato (早瀬マサト@幻魔大戦R連載中)
映画はもちろん、当時角川文庫で発売された「シナリオ幻魔大戦」とも全然違う…。
シグもフロイの子供たちもナオミちゃんも、ナオミちゃんのお人形まで登場する!!
決定稿なのになぜこのまま制作してくれなかったのか…(´Д` )
https://t .co/GeA4ZpOVxH
2月2日 21時58分 Twitter for iPhoneから
https://twitter.com/hayasemasato/status/959410578073665538
結構、いろいろと飾ってて見れたみたいね。
早瀬マサトの立場からすると恩師の作品が別物だからな 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:b73a9cd27f0065c395082e3925dacf01) 偲ぶ会今頃やったのか
告知あったのかな知らなかった SF作家クラブはノーマークだった
e文庫の事前告知も見かけた記憶がない無し告知無しかね?
そもそも、一般が入場出来るような施設でのイベントでもなさそうだしね 映画の決定稿がコミックに忠実だったってのはREBIRTHの二人も残念がってた
アニメのシナリオは決定稿の後の作画の段階で変更されまくるのが普通らしいね >>24
ファンのみなさまありがとうございましたと書いてるのに告知なしだったとしたらちょっともやもや
でもだとするとファン集めての偲ぶ会は結局なしなのね >>26
俺もe文庫のtweetは適当に流し読みだから告知を見落としてた可能性はある。
(SF作家クラブに至ってはノーチェックだし)
まあ、亡くなった直後の自称被害者様の暴れっぷりを考えると・・・ >>27
公式サイトにも告知してないからファンなしでやったみたいだね。
亡くなった直後にはお別れの会開くとかかれてたからファンも行ける感じだと思ってたけど
そのあたりが残念かな >>28
SF作家クラブのサイトのTWITTER欄を見ると
ファン代表云々ってTWEETが見えるから抽選なのかもね >>29
ファン代表って募集してたのかな?
それすら公式に告知なかったのも寂しいよね
なんのための公式なんだろ >ID:5Nd76/71
>ID:UyF7ld7f
常連組みのおふたりさん、スレ、間違えてますよ
あなた方のスレはこちらです
http://mevius.5ch.net/test/read.cgi/sf/1516000255/l50 youtube
山田玲司のヤングサンデー♯151
『デルトロとせつなさと小室哲哉と!?〜話題騒然☆ポプテピピック分析と最近見た映画の話etc』中2ナイトニッポンvol.36
https://www.youtube.com/watch?v=fqwIo4Uh2mU&t=2685s
43:35から注目
話は主に生ョ範義についてですが >>20の続き
虎、エリート(超人)、幻魔と引き出しが出そろって、
1969年に「アンドロイドお雪」が上梓される
傑作中の傑作中の傑作である
引き出しが出そろったあとの作品は、さらにさらに深くなる
この作品はある意味で、第一次決算とでも言えるだろうか >25
アニメーターはシナリオではなく、「絵コンテ」の指示通りに絵を描きます。 >>34 ID:xfzuWF9W
>>35 ID:+hAJVP+g
おふたりさん、スレ、間違えてますよ
おふたりさんのいつも書き込まれるスレッドは、こちらです
http://mevius.5ch.net/test/read.cgi/sf/1516000255/l50
見捨てないであげてください >>33のつづき
お雪は人間の落とし子として、
人間の代わりに通路となって、人間の闇(虎)を発する
それまで描かれた虎は、
その出口であった人間までをも喰らい蝕み、凶暴に獰猛にしていった
しかし、アンドロイドのお雪はちがう
闇(虎)の出口として崩壊しない、虎にはならない
お雪が「何か」になるまえに、仕留められた… 人間(野坂)は悪霊にたやすく呑みこまれる
人間は、人間の闇に勝てない
彼を救った超人は、お雪を仕留めた超人は、
闇に呑まれぬ存在、人間以上の存在(ケイ)であった 留意すべきことは、
「アンドロイドお雪」のあと、「虎主題の平井小説」が書かれなくなったことだ
これは、お雪こそが虎の行き着いた先であることを暗に示しているといえる
お雪こそが虎の発展形、あるいは根源、究極存在だと ※正確に書こう
「平井和正全集10:死霊狩り 1」掲載の資料によれば、
執筆、発表の記録はこうある
虎になる! 「週刊アサヒ芸能」2/27〜3/6
アンドロイドお雪(長編) 立風書房4/20 うん、問題は多分…
平井和正自身は、実際はそんなに難しくは考えていなかったんじゃないか?
って気がするんだよw >>41
実際、彼が深く考えていたら、
「アンドロイドお雪」について言及していると思うよ
彼の目録を見ているのだが、
そこで妙なラインのようなものが見えてくる
それがライフワークと自ら言わしめた壮大な幻魔大戦の、
その行方を占う手掛かりになるのではないか…と思うんだな…
しかし、そのラインはある時期に消える >>40のつづき
お気付きのかたもおられるだろうが、
お雪という名の虎の最終形態は、のちのブリザードの女、アニマである
それに対抗できる超人的存在とは、お時(クロノ)である うん、それはきっと…
考え過ぎだよ。
エンターテイメントで娯楽小説なんだから。 >>44
作家論、作家批評というものは、真理ではないんだよ… >>43のつづき
「新幻魔大戦」と「悪霊の女王」が同年(1975年)の生まれなのは偶然ではなかろう
お時と…、お雪…、
この二者の対比に瞠目せよ
どちらも人間の邪悪の果てに現れたものだ
全世界の運命を変えようと奮闘するムーンライトは、
その「生まれ」が、アニマに極めて近しいことを知らねばならない
それはまるで、お雪とケイのように近しい ※正確に書こう
「平井和正全集11:死霊狩り 2」掲載の死霊によれば、
執筆・発表の記録はこうある
1975年(37歳)
新・幻魔大戦(一部分) 「ウルフ」1〜2=3号 2/1・11/1
ブリザードの女 「問題小説」4 「新幻魔大戦」の実際の執筆は71年から74年だぞ。 >>48
おお、ありがとう!!
確かに1971年(33歳)の箇所に
新幻魔大戦(原作)「SFマガジン」11〜74/1
とあるね
しかし、>>46の撤回には至らない
やはり1975年の「同時期に書いていた」ということが重要なんだな
精神がそこに向かっていたわけだ >>29
早川書房の日本SF傑作選のプロモーションを兼ねて平井和正の偲ぶ会を企画。
参加者の人数の予想がつかない上にネットには悪意のある書き込みの方が目立つため平井和正と生前付き合いのあった業界関係者優先
遺族(ぱよこ)がファン代表として生前に交流があって昨年の法事まで参加した数名と遠方で法事に行けなかった同レベルのファンまで認めた。
但しその定員数が集まらなかったりネットやSNSに情報が流出した場合は定員数を減らすか無しにして、式への案内状を送る業界関係者を追加すると、遺族と交流のあるファンに言い渡して参加者を集めさせた。
結局、平井和正と霊能ネタは切り離せない。 それが本当なら寂しいね
お別れの会が結局開かれなかったのはファンへの遺族感情が悪いのかな >>50
>>51
ネットで有ること無いこと書かれたら誰もが良いようには思わないし、参列者への挨拶で面識のない人に顔を見せるのにも抵抗があるだろう。
有名人のお別れ会は関係者のお別れ会と一般ファンのお別れ会を分けて開くから、関係者の会にファンクラブの幹部や仲の良いファンを混ぜるはふつうじゃないかな。
ただ今回は一般ファンが何人来るか微妙だからそっちは無しにしたんじゃないのかな ハヤカワから「日本SF傑作選4 平井和正」が出たな。
サイボーグブルースも短編も全部読んだことがあるが、
デスハンターエピローグははじめて読んだ。
マンガ「デスハンター」のエピローグともラストが違っていて驚いた。 >>50
最後の余計な一文が笑えるなw
まあ…、平井が生前「言霊様」と繰り返していたのは事実であるし…
彼の作家評作品評をひろげるうえで
「四次元ごと」を避けることは先ず不可能だろうな
つーかさー…、
>>50-53
「平井和正氏の霊能、宗教関連の話題を主に語りましょう」
とかいうオモチロイお笑い主旨をかかげる類似スレを、きみらは見捨てるつもりなのか?
http://mevius.5ch.net/test/read.cgi/sf/1516000255/l50
偲ぶ会については類似スレの64にも書き込んであるよね…>>50さん
(…ソースも書きやがらねぇし…)
あ、いやいや、ここに言いわけは書かなくていいですよ
ソースを書けるものなら類似スレにね〜 >>46のつづき
「新幻魔大戦」と「悪霊の女王」、
この二作品は二人の畏怖すべき近しい女が軸に置かれる姉妹的作品である
そのどちらも物語が中途停止しているところまで同じだ
なんという怪奇!
1971年、「新幻魔大戦」で、吹雪の中をさすらう千波を書きながら、
1975年から改めて「ブリザードの女」を書く…
当時、作者は何を考えていたのか…
>>41の言うように、考えてなかったのか
一方は世界を新生させる内容で停止して、
もう一方は世界が奈落へと向かうようにして停止する
なんとも興味深いね 闇の通路となりながらも、しかし虎とならず、
この世に発現したもの、あるいは原型を復元したもの、
それこそが、ブリザードの女(死を蒔く女)なのだ
そして、それに対抗する超人、ムーンライト(種蒔く者)の末裔にあたるのが、
「受け継ぐことのできるもの」丈である
さて、その2つの名が奇妙に酷似していることを改めて指摘しよう
アニマとアヅマだ…
この両者こそ、幻魔大戦の行方の鍵を握るものだとわたしは見ている
大魔王即大如来…
平井和正の背後の見えざる指揮者は、確実に歩を進めていたのだ >>56のつづき
現代日本語では「ニ」と「ジ」は同じに扱われる
二郎や次郎のように
つまり、同じ意味なのだ
厳密にはアジマでなく、「東(アズマ)」なんだけどさ
こういうのを類似音というんだろうな
「アニマ」のルーツはなんだろう
平凡社と関係あるだろうか…、うーむ ちょっと脱線してみよう
「東丈」の名のルーツはおそらく…
「8マン」の主人公が、東八郎、
「サイボーグ009」の主人公が、島村ジョー
二人の人気作家の、当時の代表作の主人公の名を
一体にしたものだと考えられる
さらに遡る
「東八郎」のルーツはたぶん、
東京都知事の「東龍太郎」ではないかと想像する >>59
そういや、東丈の父親の名前が東竜介だったから、それはあるかもね。
基本、平井和正に限らず、作中の登場人物の名前って、
身近にいる人からヒントを得るのはよくある事らしいじゃない?
ゾンビーハンターやウルフガイに出てきた『林石隆』だってそうだし
地球樹の女神の後藤久美子だって、作者の少年時代の憧れの子の実名だろ。 >>60
少年マガジン版幻魔大戦で青林学園高等部の新年度レギュラー選手の貼り紙に
野原正光って出てくるけど、無名な漫画家の名前らしい。
知り合いだったのだろうか。 >>61
それは平井和正じゃなくて、石森章太郎(か、そのアシスタント)のお遊びだったかもよ? >>62
ありがとう。確かにそうかもしれない。
同じ貼り紙に書いている永井清って永井豪(潔)のことかな。 >>60
身近というのはあるみたいだ
平井の大学の先輩にあたる人が平凡社の編集者で、
そこから出された雑誌が「アニマ」というんだ
つまりね、
平凡な女の子、新井亜古から出てきたのが
悪霊の女王、アニマなわけ
…さて、これをユーモアというのか
それと、その平凡の先輩さんの名が
「きいちろう」さんなのだが、
地球樹の女神に登場する脇役の
「のりま・きいちろう」を思い出すね >>59のつづき
「8マン」は1963年開始で、
「エリート」は1965年開始だ
エリートの主人公が「竜太郎」なのはご存知のとおり
東龍太郎は、1963年に二期目の都知事となっている
で、一期目は「有田八郎」を破っての当選だったらしい
そういえば、吾妻ひでおのゲンマ漫画に
「あじまじょ」が登場していたっけ…
あっ…、吾妻さん…、失踪したっけ… 壊れやすい人造人間について平井せんせはどう考えていたのか? >>66
平井先生の作品の時代背景では、既に壊れにくい人造人間が当たり前になっていたのです。 そういえば「マシナリー」という名称は新機軸だったな。 >>64
アニマ(anima)は、ラテン語で、生命や魂を指す語である。
なんだってんだから、ちょっと意識お高い系の人なら好んで付けそうな名前じゃん。 >>69
じゃあ、animal(動物)ってのは・・・ >>70
追記でanimationもanimaからきてるなと。 >>70
そこは敢えて『浜口』とだけ答えておこうか。 なんだか壮絶に基礎教育の足りない人がご高説ぶっておるわい。 >>67-68
8マンの公式続編
ナンバーズ・マシナリーは自己再生能力あったな >>66-75
「平井和正の霊能、宗教関連の話題を主に語りましょう」
という類似スレも忘れず、
高説なことを書き込んであげてください…
http://mevius.5ch.net/test/read.cgi/sf/1516000255/l50 >>65のつづき
話を戻そう
その最大の重要人物、ムーンライトについてなんだが…
(ここに触れないわけには行かない)
彼女は、「メガロポリスの虎」に登場した守護天使ヴェスパの
イメージにダブって仕方がない
彼女の仕事の一端は、「種蒔く者」に酷似していると思わないか
彼女は実はムーンライトではなかったか
つまり、平井文学における「同一存在」ではないか >>74
そのエイトマンはきっとMade in Chinaのパチモンだったんだよ。 台湾で「中華超人」なんて題の海賊版があっの思い出したw すぐ過熱する電子頭脳
相当悪い石使ってたんだな谷博士w 現実的に考えれば頭部サイズ程度のコンピュータに、超高速かつ超精密に動く四肢を制御させ
さらには目や耳などのセンサー系も過不足なく作動させるとしたらすぐにオーバーヒートすると思うぞ >>77のつづき
前身となる「悪夢を作る男」には登場しなかった女、ヴェスパ
五度の改稿によって処女長編作に君臨した、ヴェスパ
彼女は、最大の重要人物であるにも関わらず、謎の人物だ
「虎狩りエージェント」として登場し、
途中からガラリと人が変わって、縦横に暗躍する
ヴェスパは20節で絶命したのだろう
25節から登場したヴェスパはあきらかに別人だ
では、彼女は何者なのか
その印象的な黒い目は… アニマの元々の意味は>>69の言うとおりだが、ユング心理学で男性の心の中の女性性のことを「アニマ」ということの方が有名かもしれない。平井先生の考える怖い女とはああいうものだということか。
SF作家はネタになりそうな本は心理学だろうが何だろうがよく読んでるからねえ。
無印「幻魔大戦」で丈がニューヨークへ飛び立つ辺りでは、「その青い惑星に住む三十数億の人類の潜在意識の海を丈は軽々と滑っていく。」という記述があるが、コミック脚本リライトの時点では、超能力にユングの集合無意識的な設定を考えていたのかもしれない。
リライトから無印オリジナルの学園編に入ったところで、女教祖の影響下の宗教的設定に切り替わる訳だが。 >>84
……。( ゚д゚)ポカーン
あー基礎教育ってそれ
質問されるの待ってたんだね
訊かれなくって、自分から言っちゃったわけだ
大変だな色々
「コワい女ってあんな感じ」で、あるわけないだろう
蓋をあけてソレじゃ、SF作家の風上にもおけぬ 壊れやすい8マン
工学知識がそんなヒーローを作らせたのか? >>83
もちろん作品上では、
すり替わったヴェスパはアンドロイドなわけだ
平井文学の評として、
彼女は「平井文学としてのムーンライト(同一存在)」ではないかと思うのだ
大村はヴェスパを唐突に「かあさん」と呼んだ
杉村優里もまたムーンライトを「母よ」と呼んだ
ビッグインタルードでは「聖母」とまで呼ばれる
さらに付記しておこう
ヴェスパと同じ黒い目の男の名前…、その名はジョウ
彼はヴェスパと血縁関係がある >>87
そもそも「メガロポリスの虎」は難産の作品だったそうで
仕上げまで3年ほどかかったそうな
その上梓は1968年…
着手は1965年か
「次元を駈ける恋」を書いていたころかな
「幻魔大戦」は1967年…
ジョウを念頭におくことは不可能ではない
だが、新幻魔大戦は1971年…
はたして着想はいつ頃だったのか
1965〜1968年時点の平井和正が、ムーンライトと丈の
血縁関係を自覚していたとは思えないのだ
未来、ヴェスパがお時として登場し、過去へさかのぼるなどと… >>85
何を勘違いしているの分らんが、このスレで「SF作家」と言えば、小松先生には知識で負けると謙遜しつつ、べスターから魔導書までネタ本は色々読んでる平井先生だけのはず。
もしあなたが無名のSF作家さんなら無視して申し訳ないが。
>>1によれば宗教と批判抜きの立派な平井和正論が読めると聞いて期待してるんだがね。
延々と書き込まれてる自由連想法じみたちょっと不気味でポエミイなつぶやきはいつ終わって、立派な平井和正論が始まるのだろうか。待ち遠しい。 >>89
ないな。ちなみに不気味でポエミイなのはあんたなw >>89
おー、話が通じていないからもういいよ
それから、こちらにきみの要望に応える気は微塵もない
厚かましい
>>90
きみだれ >>88のつづき
さて、守護天使ヴェスパをムーンライトと仮定し
虎の最終形態、あるいは虎の根源が現れた正体が、
お雪というブリザードの女(死を蒔く女)だと仮定すると、
そこに見えてくるものがある
ムーンライトは、
「メガロポリスの虎」で、虎狩りエージェントであり、
さらに虎に対抗する大村をサポートし、
「アンドロイドお雪」で、虎の出口(闇の出口)となった
お雪を仕留める狩猟者となる
お雪は「悪霊の女王」にてアニマとなって現れ
ムーカライトは「新幻魔大戦」にてお時となって過去に跳んだ
アズマを生み出すために
ムーンライトが再び現れた「真幻魔大戦」で、その二人が相見えるのは
必定ではなかったか
そして、ブリザードの女が、鍵をにぎるアズマと無関係であるはずもない 手塚治虫のテーマの一つは日本人とは何か、日本人はどこから来てどこへ行くのか?それを生き残った者の視点で描くこと。
対する水木しげるのテーマは日本人の一生とは何か。それを死者の視点で描くこと。
平井和正のテーマは母親。手を変え品を変え、母親とは何かを追求しようとした。
自分の母親は本当の母親ではないのではないか。
どこか別のところに本当の母親がいるのではないか。
生き別れた母親が再会した時に敵として現れた。
などなど。
アズマとアニマがどうのこうのより、
母性の影と光を子供の視点から描くことだったのではないか? >>94
そういうアプローチもいいね
きみがやるといいよ
普通の作家ならそんな感じが相応しいし、
普通でない作家の平井和正でもできなくはないと思うよ
平井和正特有の作家性、異質な作歌性は、
彼自身が、彼の背後にいる「見えざるもの」の存在を確信していて、
自分はその指揮下にあると、
はっきり自覚していることだと私は思ってる
そんなわけで、彼の作品群を読むことで、
その見えざるものの意図を掴めるのではないか…
と、まあ、こっちはそう考えてるわけ
でも、きみはきみの関心のありかたでいいと思うよ >>92のつづき
「お雪」から「女王」までの約5年間、
ふたりの恐るべき女が再登場するまでの時間、
平井は陽気な狼男を書き続けた
ここに、平井の背後の指揮者の意図を読むことができる
いや、だが、そのまえに「真幻魔大戦」の突然の終了後に始まった、
「黄金の少女」に触れることにする 別に触れんでええよ つーか、いなくなれ。自分でブログ立ち上げてそっちでやれ。 >>97
やれやれ… 「いなくなれ」はないだろう
傲慢な
こちらは「いいね」とそちらを肯定し、
平井に対して「きみの関心のありかたでいい」と受容しているのに
それからね、こちらのことは、こちらで決めるから
ああしろ、こうしろも、いらないから
もうほんとにね、いい加減にしないとヒライストさん
…話が通じないってのは、コワイねえ >>96のつづき
「ハルマゲドン」は明らかに黙示録文学であった
作者は「ハルマゲドンなど待たせておけばいい」、
などとうそぶいているが…、
なんのことはない、この「黄金の少女」こそが
まさに、まさに、黙示録文学そのものであり、
終末世界、ハルマゲドンの様相を描いたものであった
これをどう理解すればいいのだろう
なぜ、その舞台が幻魔大戦シリーズではいけなかったのだろう?
おどろくべきことにこの作品は、
「メガロポリスの虎」の一部をリテイクした作品でもあるのだ >これをどう理解すればいいのだろう
なぜ、その舞台が幻魔大戦シリーズではいけなかったのだろう?
そりゃ、作者の中で話が煮詰まって、にっちもさっちも行かなくなったので、同じように置き去りにしてきた話に逃げただけ。
まぁ、気分一新ってヤツだな。本人はそれを『言霊』って言葉に置き換えてただけだとオレは思うよ。
特に幻魔大戦は、微に入り細を穿つような細かい描写ばかりだったから、結局先行きが見えなくなっちまったんだよ。
>おどろくべきことにこの作品は、
「メガロポリスの虎」の一部をリテイクした作品でもあるのだ
平井和正作品は昔っからそれの繰り返しだったじゃねえか。同じプロットで書かれたスパイダーマンやウルフガイは何本あるよ?
面白かったからイイけどさw ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています