信長はよく謀反を起こされたが、時期によって方針が変ってることから本人の中に「どうしたい」という確固たるものがなくて、状況に対してあたふたしているだけだったから……という説を読んだことあるな。
とにかく建前通りの公方あっての大名てスタンスで室町幕府立てようとしていた→擁立した義昭が使えないので、自分で仕切った→そしたらボンクラがやらかしたので追放した……
と「どうしてこーなった?」の連続なんだよな。
そもそも、躍進のスタートである桶狭間の勝ちだって、奇襲説は昭和の軍部が参謀学校での教本の解答例として載せたのが誤解の元(説自体はもっと前からあったが)。
今川侵攻の報に「とりあえず助けに行って、ひと当たりしないと総崩れだわ」と慌てて飛び出していって、遭遇した敵にこれ幸いと突撃―それが、たまたま今川本隊の本隊、ご本人の
部隊だったという話。