新・グレッグ・イーガンを語る Part05
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ただのAIならまだしも、実在する人物の脳をマッピング(より正確にはそれをシャッフル)したものだもんな
よく実用段階で批判されんかったもんだ ゼンデギのラストでサイドローディングを非合法化したほうがいいと言ってたのが守られなかった世界なのかな たぶん赤外線写真とか紫外線写真を参考にしてるんだと思う
なぜ6色覚ではなく7色なのかって気もするが…テーマからしてね やっぱコロナ渦でソフトウェアとして生きることを選択する人も
ちらほら現れるかな 初イーガンでレビューの評価の高かった「白熱光」読んで
イマイチ訳の分からないまま終わってしまったと思いつつ
巻末の解説読んでようやく納得できた。
なにこの優しい世界、ほっこりした。 白熱光面白いよな
生命体が人とは違うルートで知的な探求を進めていくのが良い
ディアスポラも似た系統だと思うからおすすめ 理系というか物理や宇宙物理系の知識とSF基礎があると
「なにが起きてるのか」を描写から推測していくのが楽しくてしかたがない傑作だが
アマゾンのレビューでそういう下地が無いと思われるレビュアーが
(なんかロジックがあるらしいがわからないらしく)「哲学?」とか書いてたな… 白熱光は100%楽しむなら真面目に一般相対論の計算しながら読まないとダメなんだろうね
重力が逆になるの時点でスプリンターは高重力源に晒されてる=危機的状態では? ってのは容易に読み取れるから話の筋はすげえ分かりやすいんだけども 一般相対論の辺りは正直全く歯が立たなかった。
でも有限要素法と思われる計算をコンピューター使わずに
ひたすらマンパワーで計算しようなんて姿には笑ったし
孤高世界が外部の干渉を避けてるように思われるのは
うかつにブラックホールに近づいちゃ危ないよって善意から
来てることが分かった時はちょっと感動した。 スプリンター人が特殊相対性理論にたどり着いた瞬間は読んでいて謎の感動に見舞われて変な涙出てきた 白熱光を読んだのがだいぶ前なんでうろ覚えだけど
方舟居住者の祖先の遍歴もかなりドラマチックだよね
故郷の惑星が一度、別の恒星に捕獲されたこともあったようだし
ほんとバルジは地獄だぜ >孤高世界が外部の干渉を避けてるように思われるのは
>うかつにブラックホールに近づいちゃ危ないよって善意から
mjk、
そろそろ複数作品に渡って伏線は張られていると思うが
直接的な理由の開示はまだ無いのでは… >>624
「白熱光」しか読んでないんだけどラストのハフの発言と
訳者あとがきの4番目の勘違いの解説から推論して間違いないと思う mjk、、、orz
今手元に本が無いのでアレだが、孤高世界がラケシュ一行を呼び寄せたのは孤高世界にとっても
未知のDNA生物がバルジ内に巣くっている兆候が見られたから調査と処置をお願いしたのだと思っていたが
実はアレ孤高世界と同族で、単に漂流部族だっただけ??
でも奇数章の連中はすでに中性子星の周りを回っていたから呼び寄せる理由がイマイチ無いような…
実際平和モードやったし…
あとブラックホールに近づくなというのは融合世界の住人にとってはほとんど意味が無い
スプリンター人やアナクロノートのような意識を持った肉体で宇宙航行部族だけのような…
なんで融合世界まで拒絶るんざんしょ??? なんか仲間みたいなのいるんだけど、あんたらできる?じゃあハイ。
ってのが彼らの性格っぽいので、彼ら一行には融合世界で
なんか別の仕事あるから軽く渡してんだろうなーと >>626
作中ではラケシュがセカンド・オピニオンとして求められたんじゃないか
なんて議論する場面があるけど、それが当たってるんじゃないかな。 数学は哲学から派生した分野なので
哲学というタームでさほど支障無くイーガン作品を言い表すことができうる
自然科学と哲学の関係はというとビミョーだが、
アリストテレスやプラトンやタレスが実験もせずにこの世の仕組みについて口走った
ことに対するアンチテーゼとして実験科学が生じたとみるなら浅からぬ因縁やし、
そもそも科学的と非科学的の明確な線引きはホパーの反証主義を待って確定した
んであるからやっぱ哲学っていいもんですねー
あなたの心には何が残りましたか? 「言の葉の庭」では井上靖の「額田王」、「君の名は。」ではイーガン。
素材は良いんだけど料理の仕方が自分の好みとは合わなくて惜しい。 前提条件過ぎて人類がソフトウェアになってることが一行も触れられていなかったり
求愛行動として方程式をプレゼントしたり
キャバクラ行ったら嬢に科学で論破されちゃうイーガン世界 融合世界は(孤高世界もやが)ガンマ線にどうやって変調をかけているんじゃ…
ガンマ線ほどの高振動数の光とか発生源はもはや核力やぞ…………… フェムトマシンにどうやって外界の情報を伝えるんじゃ…
ガンマ線が必要やぞ……… ていうかシルトの梯子を読んでいて思ったのですだが
フェムトマシンがいかに速かろうとも、というか桁違いに速ければ速いだけ
外界のエネルギーを主観時間で割ったエネルギー密度が桁違いに小さくなるので
ミモザ真空の膨張の光を至近距離で捉えてフェムトマシンに入れるには
増幅が必要で、なおかつフェムトマシンの極小スケールに信号を叩き込むには
ガンマ線が必要で、その回路は通常の物質系なわけで、
キャスらは新真空の膨張を知覚する以前に新真空に呑まれるはずなんじゃ……… 地球人類が融合円盤の一員になるには
何をクリアする必要がある設定なんじゃ……
世界統一政府、とか言い出したらクリア前に宇宙が終わりそう
あるいは自力でソフトウェア化を果たしてエンジニアリング種子を飛ばし始めて
初めて向こうから接触してくるとかだったら明らかに孤高世界より厳しい基準 「白熱光」のラケシュは人類の末裔で
地球由来のセイレーンの伝説とかも知ってるわけだから
なにはともあれ人類はその基準を無事にクリアできたらしい 光速は越えられないから、その時間感覚でコミュニケーション出来るまで滅びないこと、ではないだろうか アスタータ50の現住生物がII型文明に到達しようとしているようだぞ、
という噂が5万年かけて融合円盤内に広がり、
5万年かけて評議会が設けられて5万年で評決が終了し、
ちきゅに向けて融合円盤憲章を完璧にマスターし、
手頃なテクノロジーの青写真を手土産とする
非意識ソフトウェアなエンジニアリング種子が平均3万年ぐらいかけて太陽系に届く、
みたいな 光速は超えられない以上可能な計算時間にキャップがあると思うんだけどそこが融合世界の知性の上限値だったりしないのだろうか 融合世界の連中は、多様性のために知性(演算能力)にキャップを
かけてそうではある、逆説的かもしれんが イーガン読みたい病が再発したのに、未役作品が出ないぞ!あくしろよ! 一時期国内のSFあまり読まなかったけど最近はまた面白くなってる感じする。
高山羽根子は芥川賞取っちゃうし、松崎有理の「あがり」とか「パラサイト・イヴ」のような恐怖感があるし、イーガンの影響を強く受けてる「ランドスケープと夏の定理」も良かった。
SFが衰退してるとは思わない。 衰退するとかしないとかそういうジャンルじゃねーから たまたま自分が読んだ作品だけで盛り上がってるとか上がってないとか言われても・・・
しかも、挙がってる作品は結構前のやつだし どうせ日本語でもなに書いてあるんだか理解できないんだから
いっそのこと原文で読んでみるとか イーガンの言ってることって言うほど理解できないか? イーガンのkindle全体的に安いけどdiasporaが136円で爆笑した
どうせ読まないけど買ったわ な・ん・と・!
塵理論で全世界を煙に巻いたグレッグ・イーガン氏が
EMドライブについて運動量保存則に反してる、
掲載誌のクオリティ・コントロールちゃんとしろ、
とご立腹のご様子なのや
https://togetter.com/li/816068 GWに引き籠るために、ジュンク堂にSFを買いに行ったら置いてなかったでござる。 SF冬の時代は夏を迎えるどころか氷河期に入っちゃったからなぁ
最後の希望は中華SFか、…でも三体はあんまり合わなかったんだよな 別にイーガン以外認めない過激派ではないが、まともなSF出てないよなあ… 正直いって最近出たSFちゃんと買ってないのでなんも文句いえないな
『黒魚都市』くらいか(でも残念ながらつまんなかった)
竹書房から出る予定のチャイコフスキーに期待してます 三体問題とかとっくにアシモフが『夜来たる』で書いているし、 といっても一定周期で夜が来るというように訓練された三体ではあるが >>663
京都じゃジュンク堂が閉店しちゃったよ…街一番の本屋だったのに
学生の街だってのにみんな本すら読まんのかね?嘆かわしい お勧めかどうかなんて関係無く、一番有名どころ攻めるべきじゃね? >>673
イーガン初心者によくオススメされるのは
「しあわせの理由」かなあ
やっぱ短編集が読みやすいから 「宇宙消失」は今にして思えばイーガンにしては地味か 最初は祈りの海がいいよ
全部の傾向の作品がバランスよく入ってるし、いちばん普通のSFっぽくてヒューゴー賞取った表題作も入ってる ルミナスと闇の中へすこ
順列都市はちりり論がイマイチ 幸せの理由を初めに読んで自分にはピンと来なくて、次に読んだ順列都市は自分に合った。
ワンの絨毯、クリスタルの夜などの短編も好き 白熱光は長編だけど読みやすい
登場人物(虫?)もみんなラブリーだし イーガンの未訳を英語で読もう
→ディアスポラの冒頭を思い出す
→白熱光のスプリンターパートを英語で読むと一般相対性理論の専門的な内容を英語で理解している必要があると思い至る
→無理だ
って思考ループをずっとやってる 貸金庫、キューティーなんかの初期作も面白い
ちょっと毛色が違うけど 最近は移民救済とかツイートしてる
SF作家でそういう泥臭いこと避けないてのは自信があるんだな >>680
近未来ものが駄目なんだね
幼稚な主人公が苦悩する系が多いから好き嫌い分かれそう >>684
移民問題は相当前から取り組んでたよ
作品にも反映されてるしな >>686
ディアスポラなんてタイトルからしてユダヤ人難民問題とか意識させてるよね 自我をめぐる葛藤かくなら
故人だろうと民族だろうとになるわな
それを幼稚とするなら何が大人なんだかわからんね >>685
ディックにありがちな「俺は本物なのか!?」葛藤なんかにも
「なに悩んでんだよwくだらねぇw幼稚だなw」って薄っぺらに嘯いてそう テクノロジーの発展は自我、そこまで大きくなくても自意識にはかなり影響するしね
イーガンはそこしか書いてないと言っていい作家ではあるが アイデンティティを主題に置くのはSFに限った話じゃない 男性向けアダルトコミック市場は
女の子の自我壊す筋書きが並んでるからね 女性向けアダルトコミックでは男が「飲み込んでよ俺のポセイドン」されてる気がするが… 気がするも何も
実際に並んでるサイトを俯瞰して見ればええんやで >>686
ゼンデギ出した頃だったかな
シリアだかに取材に行った際の旅行記がブログに上がってた
結構おもしろかったよ トランスジェンダーの男性が妊娠とかのネットニュースがあったけど
「君が嫌なら僕が身ごもるよ」ってキューティ(祈りの海収録)の世界に
一歩近づいたってことでいいかな? 人工子宮くらいはよ実用化してけろ
でもって早川はイーガンの新刊を出してくんろ 子宮摘出した女性も自分の子をもてる
まあ代理母でもいいけど別の女のマンコってきもいじゃん 女性の方が稼ぎが多ければ夫の人口子宮に移して
そのまま主夫やってもらえばいいじゃん イーガン的にはさっさとソフトウェアに進化して性別プロパティのセルフ書き換えだけどな ソフトウェアとか言ってるくせに性別とか言ってる時点で全然イーガン的じゃない 性別機能も知性の複雑多様化のために有用だとしてわざと残してるんじゃね?
それよりりはいろんな新しい性を発明した方がいいんじゃないかとは思うが。 個である事で十分やろ
その上にわざわざ性でタグ付けするなんてナンセンス極まりない
男だの女だの、肉体による生殖を捨ててからこだわるなっての 俺は一言もソフトウェア人類の性別プロパティがブール値だなんて言ってないが
String型で任意テキスト設定可能になるんじゃねえの プロパティの是非の問題で、booleanだのstringだのどうでもいいよ
というかいきなりデータベースみたいな単語使ってどうしたの せっかくソフトウェア化したのに個に拘ること自体が非合理な気がするけどな
多様性にしたって複数の異なる判断パロメータを備えたり、その時々で性格テンプレートを使い分ければ良いだけの話に思える
個性なるものに拘ること自体が肉体人的な道楽なんだから性別(という概念)を残すグループがいても悪くはないだろう 個は全体の部品のようなもんでしょう
肉体があっても言語でつながってそれに近い状態になってるんだから
性機能ある系とない系両方使い分ければいいじゃない ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています