人名だよ。
ベルトランの詩集『夜のガスパール』の冒頭には、出会った男から託された原稿だいう
趣旨の「夜のガスパール」と題された文がある。その男は「悪魔だ」と人は言う。
要は、この詩集の設定上の架空の著者(悪魔?)の名前。
由来としては、イエスの誕生に立ち会った東方の三博士のひとりカスパール(Casper)、
イエスの将来の受難である死の象徴とされる伝説上の人物名。

『朝のガスパール』はこれをもじってる訳だが、そっちの意味合いぐらいは自分で読みとれ。