平井「だけど、ぼくは高橋佳子さんに会ったときにわかりましたよ。
ご存知ですか、『真創世記』という本を書かれた方ですが、
「オルレアンの少女」みたいな人なんですよ。カッコいいし、美人だし
素晴らしい魅力のある人なんです。ぼくは高橋佳子さんのお手伝いをして
『真創世記』の三部作を世に出したんですが、その時に、ああ、そうか、
これからは女性の時代なんだと思うと同時に、女性の補佐こそ
オレの天職ではあるまいかと思ったものね」

(語り尽くせ熱愛時代 平井和正 高橋留美子 98〜99頁)