(あとがき小説ビューティフル・ドリーマーより) ※初出は幻魔中断、ウルフガイ再開直前

「想像力って、本当は霊能力なんです」
と、彼女が美しい黒曜をきらきらさせながらいった。驚くほど真っ黒な輝く瞳は、レーザー光線さながらに
光を曳いて視線が送り出されれてくるようだ。恐れ多いが、この特殊な黒曜の輝きは、後に東丈の顕著な特徴のひとつ
として描写させて頂いた。百メートルも隔たっているのに、黒曜がこちらを見ているのがはっきりわかるのだ。