>>239
平井和正自身は真面目に取り組んでて、世の中を良くしようという気はあっても、悪くする気はないはずだった。
永井豪もデビルマンは無意識に米ソ中の第3次世界大戦を暗示した作品を書いてしまったかもしれないと言ってはいたからな。
神懸り以降の作品って、読者が平井和正の立場に立ってあげないと、何が言いたいのかわからない作品が多い。
>しかし、書き進めていくうちに宗教では人は救えないという真実に気づき再び苦悶することになる
その現れが東丈の失踪だった。
作家というのは挑戦の連続だから、新興宗教というのは彼なりの挑戦だったのだろう。
しかし、地下鉄サリン事件以降にテレビで垂れ流されたオウムの悪行や討論番組でGENKENを彷彿とさせる上祐とかの論客をみて、
宗教では人は救えないし、人に天罰を下す神様なんて存在しないと骨身にしみて理解したのだろう。
角川春樹が映画化しなければ、そんなに文庫が売れることもなかっただろうし。
平井和正自身は言い訳せずに謝罪すべきではあったが、
彼の中であの映画が無ければ、こんなことにならずにすんだかも・・・という思いが一連の責任逃れの発言の意図なのだろうか。
1983年頃は角川春樹もGLAの高橋佳子の名前出して適当な事を言ってたからな(平井和正の幻魔宇宙2の対談)
角川春樹だって知らん顔してるんだから、何で自分が率先して謝る必要があるのか?というのが本音なんだろうな。
まあ、仮に謝ってたとしても、娘が子宮コミュニケーターというネズミ講やった時点で木っ端微塵だったしな。
結局、自分で自分に嘘をついた行き先が竜宮城の裸の王様でいられる「平井和正の平和正による平井和正のための出版社」e文庫 ルナテック ウルフガイ・ドットコムなわけだな。