メルカリの太田 智美にスタートレックのバルカン人挨拶(長寿と繁栄を)って知らない?とか
楳図かずおのまことちゃんのグワシとか知らない?
とか聞いてたね。
まあ太田 智美って1986年生まれだって言ってたから知らないのは仕方がない気もするが。

というか、平井和正ムラってSFムラの傍流ではあるけど、
どちらかというとSFムラの人たちは出てしまっていて、
角川映画のメディアミックスの仕掛けに引き寄せられた連中が入れ替わりで入居したムラのように思う。
ある意味ラノベ・ムラの遠いプロトタイプというか試作品のような気がする。

「昔、平井和正ファンやヒライストだった」という人がイマドキのSFらしいSFについてネットで語っているのをほとんど見たことない。
深夜アニメとか日中やゴールデンタイムにやっているアニメ特撮について語っているのはよく見るけど

漫画のシナリオを過激な情景描写や大人向けの展開で仕立てた小説(話/キャラクターの設定や展開自体はラノベとあまり変わらない)
を子供向けの漫画に飽きだしたティーンに提供して受けていたのが、ウルフガイから幻魔大戦までの平井和正の商売の仕方だった。

それは8マンも同様で、手塚治虫SFの若干子供騙しな演出に飽きた1960年代の子供に、
ハードボイルド探偵風バロックSFでロボット活劇を提供して受けたわけだな。

平井和正の作品自体は元々SFではなく、漫画のシナリオだったのかもしれない。

高橋留美子の作品に触れてラブコメの創作意欲(言霊)が覚醒し、
1984年以降にはラブコメ漫画の二番煎じ三番煎じな感じのものばかり書くようになって
リアルタイムのティーンからだんだん忘れられていく存在に落ちていくのだね。

いっそSFという言い方やめてDelusionFiction(ディルージョン・フィクション 妄想小説)と呼ぶ方がイマドキの人たちにはピンとくるような気もする。
サイトが常時SSL化できていなくても妄想の世界に閉じこもっている可哀想なおじいちゃんだから仕方がないかと大目に見てもらえるし。