>>903
>シナリオまでは髑髏月エンドだったのに、本編では無視されたんだろ。
シナリオ第1稿のことね。加藤マネージャーが抗議してくるまで
秋田書店版も平井和正が全てストーリーを考えたと春樹も思ってたし、
桂千穂と内藤誠としては漫画の方に比重を置いて脚本を書いた。
りんたろうが第1稿を読んで、
「この脚本なら東映動画でもできる。俺は東映動画ではできないようなものをやりたい。」
と真崎守と丸山正雄に第2稿への改訂をさせた。
りんたろうとしては遊園地のシーンが三千子と丈の魂の絆を描いたシーンで
角川映画版幻魔大戦の原作は、平井和正の角川文庫版幻魔大戦が原作だという根拠らしい。
確かにフロイも犬じゃなくてギリシャ人みたいな格好しているけどね。
ただ口が裂けても言わないが、シグをカフーに変えたのは明らかに原作が秋田書店版だという指摘を避けるためだろう。

>結構大きな変更だと思うんだが、石森は何も言わなかったのか。
石森章太郎的には絵が自分のものでないことが気に入らなかった。
ただ、これをきっかけに別に自分の絵に寄せたキャラデザであるこだわりを捨てたのだと思う。
チックンタックンなんてミコちゃん学研の漫画と全然違うじゃん。
小学生の時に友達にアニメの存在を教えてもらって見てみたら、
生足のあまりのエロさに恥ずかしくなったのを覚えている。

話を元に戻すと、角川春樹・りんたろうとしては幻魔大戦の映像化というより
大友克洋の絵で尖ったアニメを作ることが目的だったので
石森章太郎にそこの趣旨を理解してもらって頓挫を免れたということ。

石森章太郎としては損せず得にはなったので、仕方なく自分のプライドや憤りを抑えただけだ。
映画のパンフレット読んでみ。キャラデザが自分の絵でないことに不満を述べてはいるよ。