地球を取り囲むチューブの中に流体を軌道速度で周回させるオービタルリングシステムなら、
低軌道であってもチューブ自体は地表に対して静止させることができます。
静止軌道エレベータは自己の荷重に耐えられる材料を開発するのが非常に困難だという問題がありますが、
300〜400km程度の低軌道から地表まで垂らす程度なら現存する材料でもなんとかなるのでは、という話が。

また、軌道の大半が地球の内部に隠れている楕円軌道を想定して、
地表より上に出ている部分だけに流体を流すチューブを建設する、部分オービタルリングシステムというものもあります。
これなら構造物を地球周回させる必要がないのでより現実的な規模に収めることが可能。
基点間の距離が数百km程度で最高部が地表から80〜100km程度、ささやかなものですねw