たと灰厨「マリネ……、お前、可愛かったんだな……。が、頑張ればできるじゃねえか」
マリネ「なにそれ。かわいくなんかないもん」
たと灰厨「か、可愛いって。まるでブサ称寺ちゃんだ」
マリネ「ブ、ブサ称寺ちゃんじゃないわ。というかブサ称寺ちゃんてなによ」
たと灰厨「肌がすべすべで、ブブブ、ブサ称寺ちゃんだ」

 夢中になって、マリネの首筋に唇を這わせながら、たと灰厨は呟く。脳内はすでに花畑なので、自分が何を言っているのか、たと灰厨自身が理解していなかった。

マリネ「ばかぁ……。こんなことするたと灰厨なんてキライなんだから……。ちょ、や、やめ……」
たと灰厨「わ。ここはもっとブサ称寺ちゃんじゃないか。こ、ここなんかどうしようもないほどにブサ称寺ちゃんだ」
マリネ「はう。……わ、わたし、よくわかんないんだけど、ほんとにブサ称寺ちゃんなの?」
たと灰厨「そうだよ。とりあえず、ブサ称寺ちゃん恥ずかしいって言ってごらん」

 沸いてる、というレベルを光年の単位で超えているたと灰厨の茹だったセリフだが、マリネも根は相当アレなので、なんだかそれがロマンチックな響きに聞こえた。というか一旦こうなったら、結局マリネはなんでもいいのだった。その辺の趣味は、たと灰厨よりある意味ひどい。

マリネ「ブ、ブサ称寺ちゃん恥ずかしい……」

 で、言った。頬を真っ赤に染め、とろんとした目で、口を半開きにしてマリネがそんなアレを言いやがったので、たと灰厨は激しく興奮した。

たと灰厨「可愛い! ブサ称寺ちゃん可愛い! 本気可愛いよ! さ! じゃあぬいじゃおうっか!
服とか邪魔じゃない? きみの魅力を隠してしまう、いけない布じゃない?」

 といまどき三流カメラマンでも言わないようなセリフを吐き出しながらたと灰厨がマリネのシャツのボタンに指をかけたとき……

(省略されました。続きが読みたい場合、コメントに「うるちゃいうるちゃい!!ブサ称寺は幸花じゃないもん!幸花じゃないもん!!」と書きこんで下さい)