オレ的70年代の三大人間嫌い作家

・平井和正
・永井豪
・栗本薫
 
昭和のころの平井・永井・栗本の「人間嫌い」ぶりは、半端じゃなかった。

怖いくらいだった。
なんでこの三人は、こんなに「人間嫌い」なんだろうと不思議にすら思った。

令和の今、振り返るとあれは、SFの形をとった「世代間抗争」だったんだろうな。

昭和ヒトケタ生まれの平井・永井にとって、当時の編集者は、唾棄すべき
過去の旧世代だった。

だから、戦後民主社会第一世代の平井・永井らは、作品の中で、
戦前生まれ編集者たちを「殺そう」としたんだと思う。

栗本薫の「人間嫌い」も異様だった。
魔界水滸伝の後書きで「まだ、人間たちはしぶとく生き残っています」など
平気でのたまった。
お前、そんなに人間よりも、魔界連中の方が好きなのかよって思った。

ていうか、人類が絶滅したら、おまえも死ぬんだけどなと思った。

お前の言う「人間」って、誰だよって思った。
その「人間」の中には、お前は入っていないのか?