実際、センスオブワンダーを提唱していたのは70年代アメリカだから
その頃の世相といえば
ベトナム、ラブ&ピース、フリーセックス、マリファナ…
つまり、反社会性のなかで自由を求めていた
所謂ロックな世界
日常の枠を打ち破り本当の自分を取り戻せ
という社会のムードだった
その一環でセンスオブワンダーを感じることで社会から逸脱したSF的な感性を求めたのかもしれない
なら、ロボットアニメに日常のストレスドラマを持ち込むことでリアル戦争体験を描いたガンダムはSFではないし
特異な世界を旅をしているが
やさしいワカバが必死に守ろうとした少女たちの日常を描いたケムリクサはSFではないかもしれないが、その姿は普遍的に人を感動させるドラマだと思う
それを筆を折らずに描いたたつきはロックな人かもしれない