とんちんかんな議論ばかりもどうかと思うので、一つネタを挙げておこう。

そもそも普通の動物園ですら、動物を拘束することの是非に議論はある。
動物園側は研究、種の保存、教育等を掲げて正当性を主張する。

それでも、人間に近い知性のある「フレンズ」を生体展示する物語となると、
ポリティカルコレクトネス議論に巻き込まれかねない。

ただ、従来のアニメでも一部の現実でも、少女アイドルは似たような扱いなので、
それに慣れ親しんでいるプロジェクト上部は気にしなかったんだろう。

一期ではその危ないところをこっそり回避している。
パークが潰れてフレンズは半ば野生化しており、もはや生体展示ではない。
唯一残ったヒトの末裔も、自らをフレンズと認識しており、仲間として協力する。
これなら動物園とコラボしても安心だ。
個人的にはこのためにSF設定を使ったのではないかと思っている。

だが、二期では「ヒトと管理動物の関係」というコアな課題に自ら突っ込んだ。
チャレンジはいいんだけど、重い課題をちゃんとこなす覚悟も手腕が無かったのではないか。
加えて、コラボしていたアムールトラを新たなモンスターにするという無神経さ。
コラボ先の心境や如何。