2400年前に書かれたとされる「列子」の説話など、ある優秀な機械職人が、自分の
人造人間を皇帝に披露する話など記載されていてスゴイ

ところが、人造人間を皇帝に披露している最中、その彼が皇帝のそばにいた愛妾に
目配せしたため、それに気づいた皇帝が激怒する
あわてた機械職人は、急いで人造人間の躰を開け、心臓や内臓を取り出して皇帝に
見せ、それがただの機械人形であることを証明し難を逃れる、という凝った話の作り
になっている

ほかにも、空が落ちて来たらどうしようと心配する(有名な)杞憂の逸話など、終末SF
のはしりみたいな話も載っていて、古代中国人の想像力の豊かさに感心させられる