春はばけもの ようよう赤くなりゆく沼は深く濁りて奇異なるけだものの巣くひたる

夏はよるむんがんど 目覚む頃はさらなり 毒もなほ 霧の多く飛び違いたる
また一つ二つなど 毒に病付くもおそろし 目覚むなどあなおそろし

秋はゆーくりっど ■■。夕日■■■■、■■の■はいと近うなりたるに、鳥の■■■■■
■■■■■飛び急ぐさえ■■■■■けてる。緋入り■■■■■羽の音[データ削除済み]

冬はぷろめてうす 火を授けたるはいふべきにもあらず 闇のいと暗きも、またさらでも
いと苦しに火など急ぎ熾して機もて渡るもいとつきづきし。
■になりて、ぬるくゆるびもていけば、白きも黒き■■■になりて、悪ろし。