「ねえ、鬼ゆりさん」
とアリスは、風にあでやかに揺れている鬼ゆりに話しかけていいました。
「あなたにお話ができたらねえ!」
「できるともさ」と鬼ゆりがいいました、
「話しかける値うちのある人さえいたらな」