>>734
根本的に時代が違うからな

第二部を谷甲州が書いた頃は、バブル期を越え、日本企業が海外に進出してるのが当たり前になっていた
だから「日本列島」がなくなっても「日本」に関わる企業が残り日本という共同体を築くこともそんなに不思議じゃない

でも第一部の当時は、日本企業など「戦争で負けた国」のもので、海外どころか自国内で精一杯
高度経済成長期でようやくそのレベルなので

それ以下だった戦前に「一億玉砕!」なんて叫んでた連中への
「本当にそうなったらどうすんの?」という疑問はより切実だっただろう

その辺の感覚は、平成生まれが大半となった今の時代に理解するのは難しい