小松左京スレ 第18 パンデミック真っ最中

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1名無しは無慈悲な夜の女王
垢版 |
2020/04/04(土) 02:18:28.85ID:E8jNET3y
ここは、『果しなき流れの果に』『復活の日』『日本沈没』「くだんのはは」「神への長い道」など
数々の作品を著わし、日本SF史に不滅の足跡を残した作家、小松左京(1931-2011)のスレです。

■前スレ

小松左京スレ おそらく第17

http://mevius.5ch.net/test/read.cgi/sf/1553512370/l50
2020/07/18(土) 00:49:44.92ID:bQ1m4k5O
きみらほんとにどっかよそで論争してくれ
どっちも原作小説の話ぜんぜんしてないじゃないか
きみらほんとに原作小説読んだか?
読んだっていうなら、小説作品どれかの、章のどこかについて、自分なりの解釈を書いてくれ
話はそれからだ
2020/07/18(土) 05:50:33.99ID:OK9aliW1
確かに小松左京作品の感性には程遠いな。
2020/07/18(土) 07:14:17.47ID:Q52c7uQE
青髭と鬼あたりの「自然を裁けるか」のテーマとか、環境によっては人も毒を持つって毒蛇の話(題名なんだっけ)辺りが小松左京的切り込み方かな
2020/07/18(土) 07:32:52.68ID:O/pJjF+I
>>811
ちなみにおっちゃんは、青い宇宙の冒険とこちらニッポン…の永遠の支持者w
復活の日や日本沈没も大好きだけど、ゴルディアスの結び目や悪霊やまめつまみたいなホラー作品も超好きや。

中学生時代から小松左京マニアを気取っていたが、実は見知らぬ明日を読んだのはつい数年前だったという虫穴だらけのファンっす。
2020/07/18(土) 08:18:03.92ID:Q52c7uQE
間違ってるとか正しいとか善とか悪とかでのジャッジメントは小松左京作品にはそぐわないよね
傾向としては、善悪に囚われない徹底的な状況の洗い出しと理論の構築とシミュレーション、その上で奮われる意思とどうしようもない悲しみ辺りが小松左京の世界だと思ってるけど
2020/07/18(土) 08:19:39.82ID:KyA/Je78
>>813
「毒蛇」だっけか?
砂漠のガラガラヘビみたいな男が出てくる

「牙の時代」は生物が狂暴化するんだったか
2020/07/18(土) 08:26:53.02ID:Q52c7uQE
>>816
その二つ、いつも頭の中で混ざる
2020/07/18(土) 08:33:56.60ID:O/pJjF+I
>>816
毒蛇って、あの『同種間淘汰』が行われるくらいになってしまった時代の話だっけ?
2020/07/18(土) 09:29:39.50ID:an6m7yQG
>>818
毒蛇ってモトシクロとか、筒井康隆の初期短編のトーチカみたいな擬音?が面白いね
小松左京史上最もハードボイルドな作品じゃ?
2020/07/18(土) 09:33:33.25ID:JDcsPuRE
>>810
日本の食料や産業資源の自給率を学校で習ったのを覚えていタラ
絶対出ないコトバヨソレ(笑)
2020/07/18(土) 09:53:33.24ID:c4NEJheW
夏の行事
https://youtube.com/watch?t=36m58s&;v=LPCuK7xVo1g
2020/07/18(土) 10:24:53.94ID:O/pJjF+I
>>821
出先だから家に帰ったら見させてもらおう、ありがとう!
2020/07/18(土) 16:49:55.05ID:NxXpaXUU
>>816
「牙の時代」で主人公がラスト、医師との対話で挙げる設定のSF、
アシモフの「宇宙気流」かと思ったけどWikiにあるあらすじが全然違った
何だっけ? それともオチがそうなのかな
2020/07/18(土) 18:38:03.24ID:ZnTxDVKv
>>823
そんな描写あったっけと思って読み返したが別にアシモフで同様の設定のSFなんてないな
最後の医師との対話は「牙の時代」の「急」展開だろう
これから読む人もあるだろうからネタバレは避けるが
2020/07/18(土) 23:41:11.03ID:YIy8MXJR
801を単なるお国擁護に読み取っちゃう時点でSFマインドを疑うねぇ
人類なんて本質的な部分はそうそう「進化」しやしない
そういう俯瞰の視線こそ小松SFから学んだ物だろうに
2020/07/18(土) 23:46:35.59ID:y3rI0jTk
>>771
それ以前に日本沈没だから帰るべき国がある外国人は差別されるどころか優遇されるだろうにね。
震災の時はほとんど報道されてないだけで世界中の国が自国民を非難させる為に特別便を日本中に飛ばしてた。
たまたま俺のかみさんが外国人だから知ってるけどね。

実際に震災の時に起こった事を知ってるとあのアニメの描写はさすがに想像力が貧困過ぎるよ。

もし、今日本列島が沈没すると日本国内での優遇順位は
外国籍>その配偶者などの家族の日本人>海外で通用する才能のある日本人>その他日本人>ネトウヨなどの排他的な事言ってたバカ
の順になって保守的な言動なんてする奴は暴徒に殺されるだろうし
2020/07/19(日) 02:27:18.56ID:xTXcEuk4
とにもかくにも、日本沈没という名作が
今回のこれのせいで
「日本沈没って、つまりああいう出来の悪いパニックものでしょ?」と断定されてしまうようになった、ということが
何よりも腹立たしくてならん
2020/07/19(日) 02:32:35.00ID:HWYuUJll
アニメ無くても普通にそう思い込むやつなんていくらでもいるんだから腹立ててもしゃーなし
むしろ出来の悪いアニメと比べて原作の素晴らしさをアピールするチャンスだろ
2020/07/19(日) 02:42:50.18ID:m5//EiUy
アニメきっかけでも何んでも原作本手にとってもらえればいいよ
2020/07/19(日) 03:48:13.37ID:yEoXw9E7
『日本沈没』の出版当時の大ブームだった頃、小松左京のところに直接電話をかけてきて、
「あーワシは伊豆の方に土地を持っとるモンだが、おたくの本によると近々あの辺で大地震が起きるそうじゃないか。
その辺もうちょっと詳しく話を聞かせてくれんか」とかいうやつがいて、
いやあれは小説で、フィクションで、と小松が説明しようとしたら、
「なんだ、嘘か」とガチャンと切られてしまった、という話をどこかで読んだ覚えが。

まぁ事程左様に、読者や視聴者の絶対数が増えれば中には頓珍漢な連中も出てくるということ。
2020/07/19(日) 07:39:06.05ID:ILPvlxxV
>>826
右左のイデオロギー云々を小松左京のSFで語る事自体がナンセンスなんだと思うけどな。
なんか、あの人の話の主眼はそんなちっぽけな所にはない、もっとずっとデカいんだよ。
2020/07/19(日) 08:51:04.51ID:w6lNXMhn
>>830
初版が出版されて、もうかれこれ50年近く経つんだなあ、という思いを新たにさせられるエピソードやね。
2020/07/19(日) 09:48:13.85ID:uhrEPoB9
キチ○イが現れるのは読者10万人がボーダー、と追悼ムックか何かで読んだ(記憶モード
2020/07/19(日) 10:29:53.54ID:dbRvSvd6
日本沈没昭和版はうちみたいなど田舎で場末の映画館でも
立ち見だったの思い出すわ原作売れまくてったからなあ
2020/07/19(日) 12:17:10.13ID:75yUgiFs
小説でたのが73年3月で映画公開が同年12月だったんだってね。今では考えられないピッチだ
2020/07/19(日) 12:39:02.66ID:uEjghs71
大災害や国際力学による民族規模の受難は
右左や宗教イデオロギー関係無いカラネェw

昔のヨーロッパでもキリスト教国がイスラム国と貿易してて
同じキリスト教国に滅ぼされるなんてたいして珍しくないトイウw
2020/07/19(日) 13:14:20.12ID:pqqQq/fu
無駄なカタカナ使いが気持ち悪い
2020/07/19(日) 14:18:00.20ID:uEjghs71
フッフッフッ、ホントウに無駄カナ?
2020/07/19(日) 15:07:31.09ID:dZdE9Qjw
特定の話題で議論が続いたら
こちら↓に誘導して下さい

【政治】SF・Fantasy・Horror議論スレ【OK】
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/sf/1588091748/
2020/07/19(日) 16:23:20.10ID:b/0U4jwR
牙の時代を読み返してみようかなあ、どんな話なのか、もうすっかり忘れちゃったよ。
なんだか、公害だかのせいで、世の中全体がどんどん凶暴化してゆくって話だったっけ?
841名無しは無慈悲な夜の女王
垢版 |
2020/07/19(日) 17:19:02.63ID:JUOaPfaV
>>824
ネタバレせんでも
今の世の中 既に牙の時代かと?
2020/07/19(日) 18:06:41.28ID:5espIes7
>>841
でもない、昭和の頃の方がよほど牙の時代だったw


おっと、そんな事書くとまた荒れるか?
2020/07/19(日) 18:33:22.26ID:b5WOIskN
静寂の通路とかも同じテーマの作品って言えるかな?
2020/07/19(日) 20:22:45.82ID:M2AsdzBL
牙の時代は人間の思惑なんて軽く超えるなんてすごいね生物だったが
静寂の通路は人間は割と容易く取り返しのつかないことをするけどそれでも生物はなんとかしようとする
って感じかな

今となっては静寂の通路の恐怖のほうが凄いが
2020/07/19(日) 23:21:46.46ID:00zCQgOR
>>836
イデオロギーとか完全に吹っ飛ぶのがSFの醍醐味なんだけど、あのアニメはそういう所の発想が凄い小さいんだよね。

たぶんは監督や脚本家がものすごい差別主義者で自分が差別してる事に気が付いてないんだと思う。
日本人は圧倒的に偉いから国土がなくなっても今まで通り差別する側だって思ってんだろうけど国土なくなって国家が成立しない連中なんて
完全に差別される側なんだよね。その程度の事すらわからないくらい差別主義者なもんだからあんなアニメになっちゃうんだよ
2020/07/19(日) 23:24:40.79ID:HWYuUJll
なんか視野が狭い感じ
イデオロギーを芯としてがっつり構築したSFがあったって全く構わんだろう
2020/07/20(月) 00:44:17.06ID:jPZQxB9R
>>824
こっちの質問スレで聞いてみて答えをもらった
http://mevius.5ch.net/test/read.cgi/sf/1491088188/839-840n

これのマクロな宇宙規模の現象を裏返して本歌取りして見せたのが
小松の「牙の時代」だと思ったんだった
2020/07/20(月) 06:55:21.93ID:ozDslnaN
>>846
あったっていいけど、それは小松左京の書いたSFではないなぁ、って感じ。
2020/07/20(月) 11:15:39.31ID:GcsM8Dx3
>>848
渡老人を中国系とした意図を考えるとイデオロギーと無縁とは言えないな
2020/07/20(月) 14:18:40.65ID:yyG7csQS
>>849
それは渡老人最後の一言の意味を考えれば分かりそうなもんだがね?
あそこにイデオロギーとか感じちゃうの?
2020/07/20(月) 16:49:13.16ID:/PoaJK8R
>>850
国籍と民族的出自がイデオロギー的論点にならないわけがないだろうが。
現存するイデオロギー的構造を否認して存在しないかのように振舞うことこそ最悪のイデオロギーだぞ。
2020/07/20(月) 16:55:09.31ID:6ZcfZVvs
あそこで虚を付かれるのは読んでておおと思った
2020/07/20(月) 17:51:38.74ID:02Q9h9ZA
>>849
国土と国民と自然と文化が渾然一体に語られる「日本」に対して外部からの視線を取り入れたのであって、国民国家的なイデオロギーは感じないな
2020/07/20(月) 19:06:40.74ID:VpfzUUhL
>>846
日本沈没自体がそのイデオロギー無関係な小説なのに何を言ってるんだ?

もし、全然違う内容でアニメ化したいなら最初から日本沈没なんてタイトルでやるべきじゃないだろうに
2020/07/20(月) 19:24:43.00ID:/PoaJK8R
>>853
「国土と国民と自然と文化が渾然一体」であり分離不可能なものだ、という観念はごく典型的な国民国家イデオロギーだし、
それを外部から相対化する批判的視点もまた一つのイデオロギーだ。

>>854
だから、『日本沈没』の中心テーマである「日本人とは何か」というのはど真ん中のイデオロギー的論点だろうが。
繰り返すが、イデオロギーを否認する事こそは最悪の抑圧的イデオロギーだ。
マジョリティが自分たちのイデオロギーを存在しないかのように振舞うというのは、
実際には、自分たちのイデオロギーをマイノリティに強要する抑圧そのものだ。
2020/07/20(月) 19:40:35.85ID:02Q9h9ZA
>>855
お前とは乗ってる土俵が違うので会話が成り立たないことがよく分かった
どちらかというと筒井スレ向きだな
2020/07/20(月) 20:26:09.89ID:ozDslnaN
>>856
だな、言葉は通じても会話にならないって典型的なヤツだわ。
2020/07/20(月) 20:27:37.26ID:ozDslnaN
>>855
てかさ、あんた原作の日本沈没を読んだことあんのか?まさかそう言われて、今、必死で読んでる最中なのか?
2020/07/20(月) 20:40:23.92ID:dWzMH81a
渡老人も、日本の母代わりになってくれた人と死別する体験があった、って個所があったよね
2020/07/20(月) 20:52:37.91ID:ozDslnaN
>>859
オレ的には>>853さんの言ってることが一番しっくりくる。
2020/07/20(月) 21:21:27.00ID:KwGgtt37
A)日本人は国土を失うとすればどのような事になるか。それでも日本人で有り続けるか。という思考実験を行うSF者(wの見方。
B)日本人が破滅と恐怖とスリルの物語を味わおうとする立場。
C)日本人でないものが日本と日本人が悲劇に襲われるのを快感として味わう立場。

原作は AにBの衣を着せて日本人にはウケたんだと思う。
韓国ではCの人が多かったと聞く。(1973年の映画を韓国で公開した際、日本沈没のシーンで拍手が沸いたそうな)
今回のアニメはCがあからさまに出すぎて日本人の感性ではきつそうだ。
2020/07/20(月) 21:31:08.24ID:z9xJE93Y
>>861
それもなんだかなぁ…?
2020/07/20(月) 21:54:05.91ID:KwGgtt37
>>862
まあ 世の中には例えフィクションでも日本および日本人が
ひどい目にあうことを喜ぶ人々がいて
そういう人々にウケようとするクリエイターが居ても不思議ではない。
で そうやって作られた作品は日本人にはウケ辛いんじゃないかな?
と思う訳です。
もし今回公開されたアニメが日本国内で高評価されないなら
上に挙げた要因があったかもしれませんね。
2020/07/20(月) 22:02:29.00ID:nHHoonM5
イデオロギーなんて手垢のついた社会学的用語で小松作品を語って欲しく無いなあ
2020/07/20(月) 22:06:04.99ID:ozDslnaN
>>864
そんなちっぽけなもんじゃなくて、もっとずっと大きくて遠くのものを見ていた人だし、そういう作品ばかりだからね。
2020/07/20(月) 22:09:20.73ID:KwGgtt37
山村工作隊で御大もイデオロギーは卒業したんじゃないかな?
(アパッチ族にスターリンネタがあったねえ。
2020/07/20(月) 22:10:51.72ID:VpfzUUhL
>>855
日本人とはなにかってのいうのが日本沈没のテーマではない。
よく言われるように小松左京は戦後を見てた物をSF的に再構築する手法をよく使ってた。日本沈没とか首都喪失とかね。
日本沈没は戦争に負けた時のように国がなくなるという事実の時に人間がどう動くかを実際に戦後の混乱期に小松左京自身が見てた物を
書いた作品。あれは歴史であってイデオロギーじゃないんだよ。

根本的な部分でまったくわかってないじゃないの


で、アニメの方もやっぱりわかってないんだよね。SF的思考ができない人ばかりで作ったんだと思うけどさ。
今だと、ヨーロッパの難民問題というわかりやすい例えがあるんだから日本から脱出しようとしてそれほど多くない船に大量に人間が乗って朝鮮半島や
中国や台湾に向かったはいいけど嵐で沈没して子供を含む大量の人間が死んで海岸に流れ着くとか描けるだろうし、受け入れる相手の国だって例えば
トヨタをはじめとする自動車会社や技術系製造業の京セラや村田製作所は世界中から争奪戦になるけど公務員や銀行員や弁護士みたいなインテリ層
はどこの国も積極的に受け入れないとかいう同じ国民でもその技能によって受け入れ条件が変わるから国内で対立が起きるみたいな事はいくらでも描
けるのになぜか全員で抽選するとか言うんだもの。
小説書くのにデータマンを用意してた小松左京を原作にするレベルの人間があのアニメは関わってないんだよ。
2020/07/20(月) 22:23:23.41ID:KwGgtt37
そもそも 私は受容のされ方を見解したので
イデオロギーについては言ってないからね。

>日本沈没は戦争に負けた時のように国がなくなるという事実の時に人間がどう動くかを実際に戦後の混乱期に小松左京自身が見てた物を書いた作品
これには不同意。手元の書籍がないので記憶で引用するけど渡老人に
「これから日本人は苦労するよ。勇ましい事をいって島国の外に向かっていったはいいが 負けて戻ってくる先、泣かされた子供がそのエプロンの下に潜り込むような 母のような国土を無くすんじゃからな」
と先の敗戦と今回の国難が「国土を消失するか否か」という点で決定的に異なっていることを述べさせているんだよね。
まこれも私見。
2020/07/20(月) 22:45:39.19ID:Qfa9Yf9V
「”科学”は人類が繁栄しようが滅びようが一切関係ない」
と言い放つ科学者を出してる人が左右対立なんて低レベルな物の見方に囚われてるわけがなかろう
2020/07/20(月) 23:19:48.15ID:sLY72L9H
イデオロギーに人が縛られてるとして、小松左京的には「なぜそうなるか」「実はこうなのでは」「ならばどうなるか」であって、「反省すべき」「悔い改めよ」「お前らの本質なんてこんなもんなんだよ」みたいなジャッジメントや罵倒じゃないんだよな
他人に反省や善行や受容を要求することはないが、人類に意思や智慧や成熟を期待し信頼はする他人への踏み込まなさが小松左京の世界なんじゃなかろうか
2020/07/20(月) 23:43:45.65ID:GcsM8Dx3
「日本沈没」と円環をなす「東海の島」だけど、そのラストに語られる日本人論が秀逸で小松左京はこういう目で日本人を捉えていたのかって思った。
2020/07/20(月) 23:49:22.44ID:X3OxSG5F
極限的・根源的状況は想定しつつ最終的結論は留保する、って部分は小松左京氏の作品にはあると思うね

というか、小松左京氏に限らず、
日本のSF系統またはファンタジー系統の作家(文章表現であれ、画像表現であれ)の人たちの大多数は、
根源的な部分に於いて二元論的な世界観のもとに作品を紡いでいると思われる節がある
敢て二元論的な世界観そのものをストレートに表出することは少ないかもしれないが、
西洋系または中東系の作家の人たちならば敢て選ばないだろう世界観を背景・基盤にして描いていると読み取れる作品が、日本の著名な創作家の作品には相当多い
例えば小松左京氏や光瀬龍氏、或いは(宮崎駿氏の直弟子に当たる)庵野秀明氏の場合、そうした世界観自体を極めてストレートに描いた作品もある
とはいえもちろん、そうした世界観がより根源的に妥当な世界観として作品描写やその後の社会的影響力できちんと機能するかどうかはともかくとしてだが

ただし、小松左京氏の場合には、「より根源的で大きな世界観」を追究する契機となったのはダンテの「神曲」に接したことからということだそうで
ダンテ自身の世界観は二元論ではなく、トマス・アクィナス思想に基礎を置く一元論だったといえる
2020/07/21(火) 02:57:35.75ID:czM+s36n
>>872
>根源的な部分に於いて二元論的な世界観のもとに作品を紡いでいると思われる節がある

言葉を飾らず素直に言った方がいいんじゃない?

「二元論的な世界観のもとに作品を紡いでいると『私は思う』」ってね

断定を避けて自分が悪者にならないように逃げる気持ちはわからんでもないけど
その後の部分が二元論を前提に書き綴ってるので
せっかくの逃げが意味なくしてるんだよね
2020/07/21(火) 03:19:16.31ID:BJ5sokLn
>>873
あー 曖昧な書き方に見えた?
自分の見解それ自体は明確にそう思ってるから、その推敲も有りだし、構わないよ
2020/07/21(火) 19:37:44.13ID:16JADabf
>>868
全然文書読む能力がないなw
小松左京の小説での個々のキャラの動きを言ってるの。

さらにいうと、SFの書き方としては極当たり前でアメリカではアシモフ、イギリスではクラーク、フランスではピエールブールが同じ事やってて後に残る
小説を残してるでしょうに。
2020/07/21(火) 20:59:31.33ID:wcL2Il+h
社会派SFのWikiに「小松左京の作品は「社会派SF」とされることがある[5]。」とあってどうだかなあと思ってたんだが
その辺の見方が小松作品に社会性を過度に見出そうとすることになんのかな
そもそも以前は一般的な自然科学SFに対して社会科学SFと言ってた気がするんだが
社会派というと社会派ミステリみたいに社会問題がなおざりにお飾りになってるの連想してしまう
厳密に社会科学でSFしたものって「フラフラ国始末記」くらいかw
2020/07/21(火) 21:18:20.24ID:EOB752oE
>>876
取り扱ってるジャンルが広すぎて、一概に社会派だとか言われても、うーん…そういう面もあるよね。
としか返しようがない気がする。
2020/07/21(火) 22:16:42.20ID:8Rr5NLWR
眉村卓あたりが社会派と言うのなら、分からなくもない
2020/07/21(火) 22:40:31.96ID:KDchcP9U
小松左京の作品ある政治せいなんてせいぜい戦中戦後に酷い目に遭った体験への恨みつらみくらいだろ
2020/07/21(火) 22:52:21.30ID:BJ5sokLn
筒井康隆氏が1970年代初期(小松氏の「日本沈没」発表より前の時期)に少年向けに著述した、
「SF入門」(なお、一部分の章は豊田有恒氏の著述)を、学校図書室で見付けて通読したことがある
そこでの筒井氏の言葉に、SFをより理解するには様々な専門分野を勉強するのが大いに役立つ、といった記述があった
そこで例として挙がっていたのは、
小松氏の作品には社会学、眉村卓氏の作品には社会学と経済学、光瀬龍氏の作品には哲学と美学
といった人たちとその作品群の傾向に大きく関連する分野だった

筒井氏自身については作品関連分野が(或る意味当然ながら?)書かれていなかったけれども、
さて、考えてみれば、何だろう
哲学か、心理学か、はたまた・・・・・・意外と(古代から現代に至るまでの)関西文学通史あたりが参考になるかも?
まあ、関西文学通史なら、小松氏や眉村氏にも関連するけど
2020/07/22(水) 02:27:09.56ID:PABDzOhP
>>876
D計画も木星太陽化計画も、プロジェクトそのものをSFのネタにして見せたあたりが社会科学なのかな
2020/07/22(水) 05:23:47.31ID:ceNFwMmA
>>875
敗戦という支配構造の失敗および交代と
国土の喪失という天災がおよぼす
ドメスティックな変化、それへの対応を一緒くたにするの?
貴方とテーマの捉え方は分からないでもないけど
私とは違うなあ。
2020/07/22(水) 05:25:05.50ID:Ikp9rNIM
>>879
小松左京作品未読のヤツはお呼びじゃないよ、去ねw去ねw
2020/07/22(水) 13:40:41.71ID:+W5BISGn
ラノベの定義を持ってきた方が適切かも

「あなたがそうだと思うものが小松左京作品のジャンルです
 ただし他人の同意を得られるとは限りません」

もしくはいつものアレ
「お前が思うならそうなんだろう
 お前の中ではな」
2020/07/22(水) 16:33:59.85ID:rEOd7H+L
なにもそこまで敵意をむき出しにすることはあるまい?
2020/07/22(水) 18:54:09.24ID:ceNFwMmA
これが老害ってやつか。
2020/07/22(水) 18:54:47.83ID:ceNFwMmA
誤爆した。陳謝する。
2020/07/22(水) 19:20:50.45ID:4eLkP8zy
世界中が感染症で大騒動まっ最中のうえ
アラスカ沖で大地震(ただし、津波警報は既に解除されましたのでご心配なく)のきょう
このレスの直上のレスが、何とも、はや・・・・・・


ヨシズミ・・・・・・おお、ヨシズミ・・・・・・
2020/07/22(水) 21:08:06.79ID:NLoAkz73
>>882
そういう所が全然わかってないんだよw
星新一が昔エッセイで書いてたけど教科書に載ってる自分の小説で「作者はなにを考えてこの小説を書いたのでしょうか?」って質問が教科書に載ってる
けど、俺は締め切り日を考えて書いてたって事を言ってた
それと同じで小松左京も面白い小説を書こうとしてるだけでそこにテーマなんてないんだよ。当たり前だろ
2020/07/22(水) 22:29:18.82ID:Ikp9rNIM
>>889
一概に間違っているとも言えないが、それは多分、作者の諧謔を一面的に取り過ぎじゃないかとも思う。
2020/07/23(木) 06:43:57.25ID:/ZbSrFK3
小松左京の場合、われわれ(人間や科学や文明)はどこに向かっているのか?
という大きな問いかけを自分は感じるけどね

もちろん、それを一本道として俯瞰してもあまり意味がないから、様々な断片と
して切り出し、それらのイメージを小説にしていたのだろうと思う

あと日本の場合、1960〜70年代にかけて松本清張がずっと長者番付のトップを
独走していて、その影響力の大きさもあり、社会派ミステリーというものが読書界
でも大きな地位を占めていた時期がある

小松作品に社会派という呼称が冠されたのも、そう呼んだ方が売れるという出版
業界の期待もあったかも知れない
2020/07/23(木) 07:26:30.60ID:SvV8G77s
士農工商犬SF作家とまで言われてた時代の話ですなwその中で日本沈没の大ヒットが与えた影響は果てしなく大きい。
少なくとも、子供向けの夢物語に過ぎなかったSF映画を、大人が視聴出来るものにしたし
読んでいたら、周囲に『なんだくだらない本ばかり読んでやがるwww』なんて言われる事も無くなったんだから。

改めてそう考えると、隔世の感どころじゃない時代の変遷を感じるな…
2020/07/23(木) 07:46:02.54ID:LHWd+H4T
松本清張のSF嫌いは有名で小松左京が直木賞候補になったときの選考委員だった清張のコメントも辛辣。SFに理解のある司馬遼太郎とかが選考してたら直木賞作家になってたのかもしれない。
2020/07/23(木) 07:52:04.50ID:SvV8G77s
そういや、なんとなく思い出したけど、昭和ひと桁生まれのウチのオヤジ(故人)も、
SFなんて読んでるとバカになる、もっとちゃんとしたのを読め!なんて大真面目な顔して言ってたな。
そんな事言いながら、本人は西村寿行や大藪春彦とかも読んでたんだから、今考えてみたらどっちもどっちだw
2020/07/23(木) 16:30:07.52ID:Drvevkfe
>>891
むしろ当時の経済小説の読者に向けたのかなとも思ったんだが
堺屋太一の「油断」が’75年だからそれほど影響力もないころかな
つか「油断」みたいな大胆な趣味レーション小説が出たのも
「日本沈没」が先行してたからかな

>>893
清張には「日本沈没」と同年に「神と野獣の日」というSFがありましてね・・・

まあ直木賞に関しちゃ当時のほかの選考委員も同じようなもんだけど
https://prizesworld.com/naoki/senpyo/senpyo50.htm#authorK50KS
2020/07/23(木) 21:14:37.53ID:Y8yUgDzq
>>895
松本清張氏のその作品、発表は昭和38年じゃないですか?(初出は「女性自身」誌上の連載小説だったそうで)
小松氏の作品で言えば、それこそ「地には平和を」の同年

ちなみにその前年の昭和37年が、今日泊亜蘭氏による日本初の本格SF長編と見做されてる「光の塔」の発表年で、
昭和39年が、小松氏の最初期長編「日本アパッチ族」「復活の日」の発表年ですよね
897名無しは無慈悲な夜の女王
垢版 |
2020/07/23(木) 21:31:01.37ID:s41aWTUW
>>893
それで筒井さんにおちょくられて怒ったのか。
2020/07/23(木) 21:44:04.58ID:Y8yUgDzq
ところで、どこで見掛けたか思い出せないんだけれども、
小松氏と司馬氏は二人とも関西文壇の著名作家かつ地域有力知識人でありつつ、
(歴史観・社会観ゆえか?)あまり考え方が合わなかったという話を見たことがあるような・・・・・・
どうなんですかね、実際のとこ
いや、どっちも好きな作家だしどっちの作品も或る程度は読んでるんではありますが

ミン大統領&ウェッブ総裁派とシャドリク議員派の主義主張を双方ともども穏健化させたのが
小松氏と司馬氏の御両名それぞれの考え方っぽくも見えたり
(もしも、シャドリク議員があそこまで「悪者お代官さま」的な役柄でなかったなら、BBJはどんな展開と思想議論になったかなとも思いつつ)
2020/07/23(木) 23:38:21.59ID:Drvevkfe
>>896
あ、そうなのか
違うデータ見てた
じゃあそれこそ直木賞候補と同年だ
2020/07/24(金) 13:41:26.82ID:hUwZZi2W
貧しく小学校から先には進学できず戦前、戦中と辛酸を舐め、中年になってようやく評価された清張にとって、京大出のエリートで理想主義的な物語を書く小松左京は鼻持ちならない男だったのでは
ましてや清張自身もプロレタリアート運動に一時期心酔していただけに
2020/07/24(金) 16:48:56.08ID:ObS1Pl+5
>>892
さよならジュピターは壮絶に失敗しましたなw
でもノベライズは私の中ではベスト10に入る良作
(なお今回の新型コロナ禍で復活の日@草刈正雄みかえしたけど許容範囲だった派)

さよならジュピター>さりゆく木星に感情移入できるか
日本沈没>さりゆく日本列島に感情移入できるか
(谷甲州大好きだけど第2部は保留、消滅の光輪が好き〜 )
2020/07/24(金) 21:09:15.86ID:pY9zfwQV
物体Oかな
http://vipper.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1494298314/1
2020/07/24(金) 23:04:56.27ID:xjo4b9ep
BBJはノベライズじゃなくて、映画化を前提に書かれた原作小説だろ
原作は傑作、太陽系原儀から木星を取り外すセレモニーは泣ける
2020/07/25(土) 03:08:54.70ID:n4ap68Br
>>457から二ヶ月経った

「あの頃はまだ良かった……」の方になっちゃったね
2020/07/25(土) 06:03:09.92ID:CrOzcjsU
>>904
オレは、数年後になって『あの頃、日本は静かにマスヒステリーに陥っていた』って言われているような気がするよ。
2020/07/25(土) 18:08:07.28ID:Z5J/OW9s
>>903
ノベライズってのは小説化の意なので一応あってると言ってみるテスト
なお個人的にはエクソダスフリートの発進とそして帰還あたり胸熱だったかも
えぇ、なろう展開で私が脱出船団に選ばれることは、現実ではありえないと分かってますが
ディープインパクト好き勢(マテ)
2020/07/25(土) 18:12:11.67ID:iucPKIdw
BBJは木星太陽化計画の目的が曖昧すぎる
2020/07/25(土) 18:17:23.95ID:Z5J/OW9s
>>907
映画のシナリオの小説化ってのがネックなんですかね〜
要素色々回収できてない観あるかも
つかジュピター教団、お前たちはいらない子だ!w
2020/07/25(土) 20:46:17.14ID:BOqtResd
地球に産まれ、氷河期にたびたび襲われた二つ人類の悲願、木星太陽化計画
星野之宣の『巨人たちの伝説』はアニメ化どうだろ
910名無しは無慈悲な夜の女王
垢版 |
2020/07/25(土) 21:35:38.45ID:DJkb5m/m
星野氏の絵で「果てしなき流れの果てに」を読みたいな。
レス数が900を超えています。1000を超えると表示できなくなるよ。
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