『日本沈没』の出版当時の大ブームだった頃、小松左京のところに直接電話をかけてきて、
「あーワシは伊豆の方に土地を持っとるモンだが、おたくの本によると近々あの辺で大地震が起きるそうじゃないか。
その辺もうちょっと詳しく話を聞かせてくれんか」とかいうやつがいて、
いやあれは小説で、フィクションで、と小松が説明しようとしたら、
「なんだ、嘘か」とガチャンと切られてしまった、という話をどこかで読んだ覚えが。

まぁ事程左様に、読者や視聴者の絶対数が増えれば中には頓珍漢な連中も出てくるということ。