>>438
たらればだが、裁判しても石森プロが勝てたとは限らないが、角川春樹としてはあまりにリスクが高過ぎたはず。角川春樹はwin-winの落とし所を探したはず。
で、何が言いたいかだが、そう考えると、それはそれで日本SF史のミステリーの一つじゃないかと思う。

あと、加藤マネージャーが抗議に動いたと思えるのは1982年1月から4月と推察される。
GENKENのはなしは1979年晩秋から1980年の1月頃に描き始めてるから、GENKENの路線変更は石森プロの過干渉とは全くの無関係なのは100%間違いない。

石森プロの過干渉の影響が伺えるのは、
角川文庫版の17巻以降のストーリーがやけに薄い。特に18巻はヒライストでもキツイ。
年内にSFアドベンチャーで真第二部を終わらせるのは予定通りだった(と思う)が、第三部は実質杉村優里の前世クロノスが破滅した巨人文明で冒険するアウトサイドストーリー

ただ、角川文庫版は石森プロの過干渉が無ければ、17巻以降もしかすると、もう少し濃い話になっていて、ハルマゲドンの少女のビッグアップル壊滅みたいな話で締めてたかもしれない。