前に過去スレのどこかに書いた気がするが、当時の平井はまだ教祖の「棚卸し」を
作中ですることが心情的にできなかったので行き詰まったのだと思う。

無印20巻最終話が「三千子が郁江との会談を決心した」とこで終わっているのがその象徴。
もし会談シーンを書いたら郁江のモデルである佳子への批判・非難が筆先が溢れだしたであろうことは
想像にかたくない。
だが当時まだ教祖への信仰を捨てきれなかった平井にはそれをするには心理的抵抗があり、だから筆も止まってしまった。
直接的続編であるはずの「ハルマゲドン」でも三千子との会談はスルー・なかったことになっている。これもまた棚卸し回避の心理ゆえだろう。

さらに言えばハルマゲドンの少女で全ての経過をふっとばして無印世界の最後を書いたこともその表れではなかったのではなかろうか。