生命の価値を決めるのは何?

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2020/06/20(土) 06:25:51.33ID:l2trvLk4
恥ずかしながら今更「アンドロイドは電気羊の夢をみるか?」を読み終えて
生命の価値は、何を以て何を基準に決まるのか分からなくなってしまった

作中のアンドロイドは感情移入能力が無くても、処分されることに対しての畏怖、
生きていないのに死ぬという恐怖に怯えているので、決して感情自体がないわけではない
しかし、アンドロイドは人間を殺めてしまった以上、結果的に処分されてしまう

今まで僕は、殺人鬼など人間ではないと思っていたし、放火魔はただ頭がおかしいと思ってた
しかし、もし彼らの罪の背景を知って、わずかでも同情の余地があったら。
例えば、それ以上に残虐な方法で死ぬことになり、彼らが許しを請うて死から逃れようとするような「感情」を目前にしたら、自分はどうするのだろうと考えると、
彼らを死刑にするかしないかの判断を下すことが、僕にはできない

それが造り物のアンドロイドであっても、僕はレーザー銃で撃ち抜くことができないかもしれない。

生命の価値を考えるには、考え足りない部分もあるかもしれないし、
もしかしたら大事なことが抜け落ちているかもしれないけど、皆はどう思うのだろう・・・

普段書き込まないので、見辛かったらすみません
あと板違いだったら、本当にすみません・・・
2020/06/20(土) 06:35:45.21ID:D4Jwba18
文学にユニバーサルな価値観を求めるよりは、そのお話に現れる価値観を考えた方がいいと思う。
特にSFの場合は価値観を決める視点を極端なものにするためにフィクションの世界を活用してるものがあるからね。

つまり生命の価値って手放しで語るのではなく、何故人造生命体と本来の生命体かということだ。

ディックの場合は、生命そのものよりも、俺は排斥する側、される側の視点の違いのようにも思える。

http://www.tsogen.co.jp/sp/isbn/9784488696139

アルべマスは大戦後のアメリカを舞台に、右派が締め付けを厳しくし、紛争をもり立てる世界で、それに同調できない主人公が排斥感を感じつつ、自分だけの世界を構築していくお話。
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