恥ずかしながら今更「アンドロイドは電気羊の夢をみるか?」を読み終えて
生命の価値は、何を以て何を基準に決まるのか分からなくなってしまった

作中のアンドロイドは感情移入能力が無くても、処分されることに対しての畏怖、
生きていないのに死ぬという恐怖に怯えているので、決して感情自体がないわけではない
しかし、アンドロイドは人間を殺めてしまった以上、結果的に処分されてしまう

今まで僕は、殺人鬼など人間ではないと思っていたし、放火魔はただ頭がおかしいと思ってた
しかし、もし彼らの罪の背景を知って、わずかでも同情の余地があったら。
例えば、それ以上に残虐な方法で死ぬことになり、彼らが許しを請うて死から逃れようとするような「感情」を目前にしたら、自分はどうするのだろうと考えると、
彼らを死刑にするかしないかの判断を下すことが、僕にはできない

それが造り物のアンドロイドであっても、僕はレーザー銃で撃ち抜くことができないかもしれない。

生命の価値を考えるには、考え足りない部分もあるかもしれないし、
もしかしたら大事なことが抜け落ちているかもしれないけど、皆はどう思うのだろう・・・

普段書き込まないので、見辛かったらすみません
あと板違いだったら、本当にすみません・・・