あんたが正に例に出した様に
ナチスやポルポトなど、
僅か数年で瓦解した独裁政治は尽く
虐殺のターゲットを社会的弱者にして
民衆を恐怖に陥れて何の恩恵を与えなかった。

しかしローマ帝政やロシア帝国、
フランス絶対王政みたいに貴族や
植民地経営者、商人や聖職者など
当時の特権階級で
富を貪ってるとそれなりに
恨まれてた人々を主要ターゲットにした
独裁は基盤が確立して数世紀に渡る
一時代を築いた。
ゴールデンバウム王朝があれだけ
続いたとしたら劣悪遺伝子排除法や
数々の恐怖政治によるデメリットを
遥かに勝る(と民衆が熱狂して思う)
何らかの恩恵が存在した筈。

1万歩譲ってルドルフが恐怖政治を敷いて
民衆を真に恐怖のみに陥れたとしても、
されは晩年のごく僅かの期間で、
次代のジギスムントがそれを相殺する程の
相当優れた飴と鞭を駆使して
民衆の支持を掴み続けたのでなければ
ああはならない。