今はネットの普及により、言葉の変化が広く世間に伝播するのが早いから、紙の辞書の改定ではそうした変化に追いつけなくなっている。

敷居が高いなども、旧来の不義理ではなく、レベルが高いや(高級で)入りにくい場合などに使うと、2ちゃん時代はすぐに誤用を指摘するコメントがついたのだけど、5ちゃんになったあたりからはあまり言われなくなった。

現在では、「三省堂国語辞典」や「広辞苑」にも後者の意味が語義に採用されるようになったし、辞書が権威主義を捨て大衆の用法を追認&再調査するようなかたちになっている。

「的を得る」と「汚名挽回」 ─三省堂国語辞典の訂正をめぐって─
https://www.dwc.doshisha.ac.jp/research/faculty_column/2018-07-25-12-36