学問というのは更新されるのが普通だからね、古い説が正しいとしがみつく理由はない。

自分が学校で習ったときには、鎌倉幕府の成立は1192年だったけど現在の中学の教科書では1185年に変わっているみたいだし、死火山だと習った木曽の御嶽山も1979年の噴火以降大きな見直しが行われ、死火山や休火山という分類自体が意味の無いもの(つまりはすべて火山は活火山)であることが定説となった。

1973年に発表された小松左京の『日本沈没』でも、当時はまだ御嶽山は噴火しない山という認識が強かったためか、(となりの乗鞍岳には触れているのに)御嶽山については山の名前すら出てこないという扱いになっている。