リアル ザブリスカのフォンテマ

 タイには、毎年雨期になると、川を出て神秘的な夜の「行進」をするエビがいる。
 バンコクで生まれ育ったワチャラポン・ホンジャンラシルプ氏は子どもの頃、テレビのそんな報道に心を奪われた。ホンジャンラシルプ氏は生物学の学士号を取得した後、2017年にナショナル ジオグラフィックのエクスプローラーになり、米国のカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で魚類の攻撃行動とコミュニケーションを研究した。それでも、子ども時代に強烈な印象を植え付けられたエビのことは忘れていなかった。
「わずか5分間の放送でしたが、20年間ずっと頭の中にありました」
 行進するエビは観光客に人気があり、地元の民間伝承にもよく登場するが、エビが水から出る理由を研究した前例はなく、エビの種すら特定されていないことがわかった。
「タイの人々の助けになり、同時に、環境保護にもつながるプロジェクトをつくりたいと思いました」
 そしてこのほど、エビの行進についての研究成果を、11月9日付けの学術誌「Journal of Zoology」に発表した。
(以下略、続きはソースでご確認下さい)

ナショナル ジオグラフィック日本版 12/3(木) 18:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a30c5be656cb5f60a8ad24357ad0a037c107a97