>>275
だから、ペンローズに言わせたら現在のディープラーニングなど、なんちゃってAIという話

ペンローズは数学者らしくチューリングマシンの原理からアルゴリズムの限界を説明していて、
人工知能と呼べるような、創造性や発想の飛躍から意識までを必要とするような処理は無理だ
と言っている
そういう意味では、人間の知能の働きはノイマン型コンピュータとは、別の仕組みで動いている
のではないかと推論している

ペンローズ自身は、核心となるものは量子論の未開拓な分野に存在しているとニラんでいて、
真の人工知能に足りないピースは量子力学と一般相対性理論の融合、つまり量子重力理論の
完成を待たないと見つからない部分に存在するのではないかと予想している

もちろん、ディープラーニングもそれはそれで役立つ技術ではあるものの、学習過程がブラック
ボックスだという点の危険性については、もっと多くの配慮が必要だろうと思う
現在の延長線上にあるAIを描いたSFであれば、長谷敏司 『BEATLESS』が良くできている