サイコちゃんの場合、ポッと出の素人作家もどきが、何から何まで主導権を握れると思っているのがおかしい

そもそも、本を一冊も出していないわけだから、著者が私は作家ですと言っても、それはまだ自称に過ぎない
そうした素人の新人を、これから作家に育てようとしているのは早川の編集部なんだよ
それに、出版社の力を借りて作家デビューしようと考えたから、ハヤカワSFコンテストにも応募したはず

よほど世間知らずか頭の悪い人間でなければ、募集要項にある下の項目を読めば、受賞作から3作目までは
早川書房側にすべての権利がある(作者の自由にはならない)、ということくらい読み取れなければおかしい

 ● 諸権利 受賞作および次々作までの出版権、ならびに雑誌掲載権は早川書房に帰属し、
   出版に際しては規定の使用料が支払われる。

   文庫化および電子書籍の優先権は主催者が有する。

   テレビドラマ化、映画・ビデオ化等の映像化権、その他二次的利用に関する権利は早川
   書房に帰属し、本賞の協力企業に1年間の優先権が与えられる。

自分がどういう作家になりたいのか?
明確なビジョンがあるのなら、SFコンテストへ応募する前にデビューの仕方を決める必要がある
有名になりたい、お金を稼ぎたいということであれば、SFコンテストへの応募は間違いじゃない
その代わり、早川の神輿に乗るわけだから、気に入らないからといって簡単に神輿を降りるわけにはいかない